イラストやキャラクターに役立つ目の描き方と種類の作り方

スポンサーリンク

目についての2回目。

いろいろな目を作って、キャラクター作りに役立てよう!


前回は「目を知ろう」ということで目の構造やらの話をしました。

今回は、実際に目を描くことについて書いていきます。

  • 描き方、描き分けについて
  • リアルな目を簡略化(デフォルメ)する目の描き方
  • いろいろな種類の目を作る方法

※ここでは「デフォルメ」と言う言葉を、簡略化してマンガ絵ちっくにするという意味合いで使っています。

 

〈〈 もくじ 〉〉

◇ 目の描き方、描き分けについて

◇ リアルな目を簡略化(デフォルメ)する目の描き方

◇ いろいろな目を作る方法

◇ まとめ

 

◇ 目の描き方、描き分けについて


顔の描き分けについては、イラストやマンガを描くときには必須ですね。

目のアップでどのキャラクターなのかわかる、というのは1番の理想です。

 

性格や特性などが決まっているキャラクターを描く場合には、それらをイメージしながら描きます。

それは単にイメージですが、では具体的にどうすればいいのでしょうか。

 

キャラクターの見分けがつかないマンガを読むのって、けっこうツライですよね…。

「えーっと…さっきのこれは誰だったんだっけ? え、○○じゃなかったの? …混乱。。。」

外国の映画を見るとき、ときどきあります…よね?。 外国の俳優さん、みんな一緒に見える…。(名前も覚えられないっす。)

 

外国映画の場合は、外国の人の顔を見慣れていないからですが、それは漫画でもありうることです。

ある作家のファンは、その作家が描くキャラクターを見慣れているから見分けが付く。

ファンでは無く、見慣れていない場合はどのキャラクターも同じように見える。

 

キャラクターの描き分けがはっきりしている漫画やアニメは、すごくストーリーが頭に入ってきやすいです。

逆に言えば、せっかく設定が良くて面白くても、キャラクターが誰だか見分けが付かないと、モヤモヤ感がすごく残ります…。

わ、わかりますよね…? (…オドオド)

 

見てくれる人や読み手に、そんなモヤモヤ感を残さないためにも、しっかりと描分けをしていきたいですよね。

 

 

◇ リアルな目を簡略化(デフォルメ)する目の描き方


描き分けることの前に、まずは目の描き方を考えてみましょう。

いろいろな目の描き方があると思いますが、人の目をモデルにして、リアルからデフォルメ化して描くのが分かりやすいと思います。

そして、目を描く過程で構造や立体を捉えながら描けるようになると、いくらデフォルメをしてもそれとなく作画に立体感が出て、絵に説得力が出てきます。

 

1. リアルからデフォルメへ


ちょっとリアルちっくな目をデフォルメしてみると、次の図のようになりました。

 

〈左がリアル、右がデフォルメ〉ちょっと違った雰囲気にしてしまいましたが…。

リアルな目の構造を保ったままデフォルメしているので、この目を動かすときにも、人の動きと同じように描くことができる。

 

 

 

それでは、どう描いていったのか手順を追って説明します。

デフォルメするときには、目の基本構造を考えながら作っていくと、動きを与えるときにイメージしやすくなります。

 

1-1. 目玉ありき

 

■ 目の大きさを決める。

…だいたいこのくらいの大きさにする、っていう目玉を描く。

分かればいいので、はじめはただのマルでもいい。

 

 

 

1-2. 目頭と目尻を決める

※部位が分かりやすいように、カラーで線を表示します。

 

■ 目頭と目尻の位置を決める

…ちょっとマンガっぽくしたかったので、リアル目よりも目尻の位置をつり上げてみた。

☆目頭の位置は誰もがそんなに変わらないが、目尻の位置はキャラによって上げたり下げたりしてみるといい。

☆目の表情を付けるときにも、この点を決めて描くと描きやすい。

 

 

1-3. 下まぶたと上まぶた

   

■ 目頭と目尻を起点と終点とし、下まぶたと上まぶたを描く。

…目を大きめにしたいので、まぶたを大きく開いて描いてみた。

☆目の開き幅は、細くしたり広くしたり自由でいい。

☆絵柄にもよるけど、球を意識して描くといい。

 

 

1-4. まつげ(目の周りを縁取る)

 

■ まつげ(目の周りを縁取る)

…下まぶた・上まぶたに沿って、まつげや目の縁取り(アイライン)を描く。

☆まつげのないキャラも目の縁取りは大切で、しっかり線を引いてあげるとキャラの顔が引き立てられる。(※太く描く必要はない)

 

 

 

1-5. 眉を入れ、まぶたを二重にしてみた

 

■ 眉を入れる

…眉は目を意識して、沿う様に描くとそれらしい。(絵柄による)

■ まぶたをどうするか

…ここでは二重(ふたえ)にしてみた。上まぶたに沿う様に描くといい。

 

 

1-6. 黒目の部分を拡張してみた

 

■ 黒目(薄い色の部分も含む)

…黒目を大きくしてみた。

☆黒目が大きいとかわいく見えるためか、黒目の大きいキャラは多い。

☆黒目が小さいと、冷たいとか冷めている印象を与える。

また、小さく描くと驚いた顔にも見える。

 

1-7. 線を整理する

 

■ 余計な線を消す

…ここでは、下と上まぶたの線、目玉の輪郭線を消した。

 

 

 

 

1-8.  マンガキャラの目っぽくなった(?)

 

■ できあがり

…こんなかんじになりました。

黒目の輪郭線も描いてみた。

 

 

1-9. おまけ:目をつむる

 

■ 目をつむる

…目頭と目尻を決めておけば、目をつむる絵も簡単に描くことができる。

 

 

 

さて、描いてみましたか?

見たまま描くのもいいけど、各過程で、大きさや位置を変えたりして描いてみても楽しいですよ。

 

 

◇ いろいろな目を作る方法


目の描き方が分かったところで、今度はいろいろな目を描くことができるように考えてみましょう。

 

1. 目を細分化して考えてみる


先程の、リアルな目からデフォルメした手順を追って考えてみると、線を決めて描くときには選択肢があったはずです。

その選択肢をどう選んでどう描くかによって、目の雰囲気はずいぶんと変わるはずです。

目を分かりやすくパーツ毎に細分化して、選択肢をいくつか考えてみましょう。

 

例えはこんな感じ…

  • 目頭と目尻の位置(つり目、平坦、垂れ目)
  • まぶたの開き幅(糸目、細い、普通、広い、更に広い、)
  • 黒目の位置や大きさ(白目、三白眼、小さい、普通、大きい、更に大きい、真っ黒)
  • 上まぶた(一重、二重、奥二重、腫れぼったい、やせている、太っている)
  • 下まぶた(目下のぷっくりがあるなし、シワのあるなし、クマのあるなし)
  • 上下まつげ(なし、下向き、上向き、マスカラ、まつげエクステ、つけまつげ、毛量の多い少ない、まつげなし)
  • まゆげ(普通、上がり、下がり、目頭に多い、目尻に多い、公家、なし)
  • 化粧や付属物 (アイライン、隈取、ほくろ、傷跡…)

書き出してみると、いろいろあることがわかりますね。

では、これを1つずつイメージして描いてみます。

 

2. 細分化して書きだした選択肢を、ひとつずつ描いてみる


先程書き出した選択肢すべてを、実際に絵に描いてみましょう。

 

次の図は、私なりにイメージして描いてみたものです。

※全て左目を描いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひととおり描いてみましたが、まだまだ他にもあるはずです。

これを真似て描いてみてもいいですが、是非あなたなりのイメージで沢山描いてみてください。

 

このように細分化して絵に起こすことができれば、これをパターンとしてあとは組み合わせていくだけ。

組み合わせるのはきっと楽しいですよね~。。

ちょっとやってみましょう。

 

3. 組み合わせる


先程描いた選択肢の絵を、適当に選んで組み合わせて描いてみましょう。

 

〈左のマス:組み合わせて描いたもの〉

〈真ん中:組み合わせて描いたものを整えた〉

〈右のマス:組み合わせた選択肢〉

 

 

 

 

 

上下ともに、「ツリ目」「二重」「目の下にシワ」という同じものを入れたのですが、他の要素が違うので、全く違う目が出来上がりました。

こんな風に選択肢を組み合わせていくだけで、いくつもの違う種類の目が出来上がります。

 

 

◇ まとめ


目の描き方や描き分けに悩んだら…

  1. リアルな目をベースにデフォルメした目を描いてみる
  2. 目を細分化して考え、さまざまな選択肢を考える
  3. 選択肢をわかりやすく絵に起こす
  4. 選択肢を組み合わせて新たな目を作る

 

じっくり考えていくと、あなたが描きたいものの選択肢がいろいろ出てくるのではと思います。

それらを全て絵に描きだしていくと、便利なネタ帳のようにあなたのキャラクター作りの素材になります。

そうして組み合わせていくだけで、多種多様な目を作ることができ、それがあなたのオリジナルとなるわけです。

 

是非、想像力を働かせてみてくださいな。

お絵かきがいっそう楽しくなりますよ。

 

では、今回はこの辺で。

長くなりましておつかれさまでした。

楽しいお絵かきタイムを!

 

>> イラスト描き方講座

 

スポンサーリンク