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目の斜め向きの描き方も、順に分解していくとわかりやすい。

この記事を読むのに必要な時間は約 19 分です。

斜め向きの目の描き方、表題

斜め向きの目の描き方の表題

人物やキャラクターの顔を描くとき。
とても多く描かれるのは斜め向き。

ほとんどの人が、斜め向きの顔を描くのは大好物ですよね。
すると当然、斜め向きの目を描くことは多いかと思います。

では「斜め向きの目」って簡単?

いえいえ、これって意外とむずかしく感じませんか。

斜め向きの「顔」は描きやすいんだけれども。
斜め向きの「目」って描きづらい。

それは一体なぜでしょう?

理由は単純に、顔に”パース”がつくから。

パースが付くと、目の見え方が変わります。

斜め向きの目は、どんな見え方をするのか。
そしてどう描けばいいのか。

今回はそんなことをやっていくとしましょ~。

斜め向きの目のむずかしさとは何か?

パースとは、簡単に言えば「立体的」に見えること。

顔が真正面や真横向きの場合、目はあるていど平面的に見えるために描きやすい。
しかし斜め向きの場合、目は立体的に見えるために描きにくくなるのです。

わかりにくいかと思うので、図にしてみました。

真正面と斜め向きの目

真正面と斜め向きの目の見え方の違いの図

くり返しになりますが、
目は真正面から見ると、平面的に見える。
しかし斜めから見ると、立体的に見える。

パースが付くと、手前は大きく、奥は小さく見えますよね。
また、同じものでも位置によっては見え方が少しずつ変わってきます。

鼻や口は一つしかないので、さほど感じないかもしれない。
しかし目は、対象的に同じものが横に2つ並んています。

パースが付いて奥行きが出ると、この2つの目の見え方に違いが出るのです。

そのため、これを全く同じように描いてしまうと、何か違うように見えて違和感がある…と感じてしまうのです。

それは私たちが、日頃から人の顔を見慣れているため。
無意識にでもつい、そう捉えてしまうのでしょう。

試しに左右の目を、全く同じように対象的に描いてしまうと、次の図ようになります。

右の図:比較のために普通に描いたもの。
左の図:なんだか不自然に見えると思います。

立体を考えずに描いた目

左は、立体を考えずに描いた目。

左側の顔の不自然さは、奥側の目にある。
これは手前側の目を反転して、小さくし貼り付けたもの。

極端な絵になりましたが、奥行きや見え方を考えずに描いてしまうと、このように不自然になることがあります。

絵は作風などがいろいろあって、自由に描いていいものです。
しかし描きたいものによっては、ある程度自然に見えないと伝わらないということがあります。

あまり厳密に考えるとイヤになりますが…^^;
ある程度は簡単に立体的に見えるよう、描けるようになるといいですよね。

ではそれらしく見せるためには、どうすればいいのでしょう。

それらしく見えるように描くために

それらしく見えるように描くためには、
・目がどうなっているのかを知ること
・目の見え方について知ること

斜めの目の描き方の前に、これらについて確認しておきましょう。

目とまぶたの関係

目はまぶたと眼球とで、二重構造になっている。

斜めから見た目とまぶた

斜めから見た目とまぶたの図

内側に目玉があり、その外側にまぶたという皮膚がかぶさっています。
まぶたは上と下とに別れてまぶたを開ける。
その間から、黒目がのぞいている。

これは当たり前のことですが、絵を描くときになると忘れてしまいがち。
形や仕組みなどの状態を再認識して理解するだけでも、描くときに楽になったりするものです。

これをわかりやすく考えてみることにします。

斜めから見た眼球とまぶたの図

斜めから見た、眼球とまぶた

・緑色…目玉
・青色…まぶた

目は斜めから見ると、「眼球の上にまぶたがかぶさっている」ということが見えやすくなります。

つまり、立体的に見える。

それを普段から私たちは、人の顔を目も含めて丸ごと見ている。
そのため、顔のイラストで不自然さがあれば、違和感を覚えてしまうこともあるのです。

だからしくみを意識して描かないと、違和感が拭えないということがある。

デフォルメして描く場合にはそこまで意識しなくてもいいのですけど、少しでもリアルさを感じるイラストを描きたい場合には、必要かと思います。

顔の方向と目

次は、顔の方向と目の関係について。

斜め向きの目を描くときには、まず顔が向いている方向を決めましょう。

真正面や真横向きの場合は、目だけ描いても違和感は出にくいもの。
しかし斜め向きの場合は、顔がどのくらいの角度を向いているのかによって、目の見え方が変わってくるのです。

なので顔…というより、頭全体がどこを向いているのか。
これを決めてから目を描かないと、顔の向きと目の見え方のバランスがブレてしまい、ちぐはぐな絵になってしまいます。

顔の向きと目の方向

目を描く前には顔の向きを決めておく

全体を決めずに目からいきなり描いてしまうと、バランスがくずれやすいのです。

顔の描き方は自由なのですが、全体を大まかに決めてから顔のパーツのバランスを見ながら描いていくという方法がおすすめ。

斜め向きの顔が描けない場合は、こちらの記事もどうぞ→「斜め向きの顔の描き方」)

顔の向きと目とまぶた

顔の向きによって、目とまぶたはどのように見えるのでしょう。

目の見え方の違い

顔の角度で、目の見え方は違ってくる。

さきほどの挿絵の目の部分を、アップにして描いてみました。
ちょいと絵がきもちわるいかもですが…少しリアル気味に。
(少々黒目がデカすぎました…)

頭(顔)がぐるりと向く方向によって、目の見え方は変わっていきます。

デフォルメしたイラストを描く場合、あまり細かく描くこともないとは思います。
しかし単純に描くにしても、目の見え方を意識するのと全く知らずで描くのとでは、確実に違ってくる。

一本の線の違いであっても、雰囲気は変わるものですからね。

では次から実際に、描いてみることにしましょう。
デフォルメした目でね。

斜め向きの目の描き方

以前の記事で、正面向きの目の描き方はすでに説明しました。

今回は斜め向きで、基本的には同じようなもの。
ですがパースが付いているので、ちょいと描きづらいですよね。

これから描く斜め向きの目、完成状態は次の図。

斜め目の描き方~完成

斜めの目の描き方、完成例1

ツリ目で、目が大きめ。黒目は小さめ。
しかし描き方がわかれば、どんな目でも応用ができます。

では、簡単に説明していきましょう。

顔の方向と目の位置

まずはさきほども説明したように、描きたい顔の向きを決めます。

↓この図は、描きたい顔の方向を決めた目の部分のアップ。

斜め目の描き方~顔の向き

まずは顔の向きを決める

顔の方向が決まれば、だいたいの目鼻の位置が決まります。

目の位置は、四角形で決めてしまいましょう。

[目の位置]

斜め目の描き方~目の位置

目の位置は四角で決める

目と目の間は、目が一つ入るくらい。
つまり、右の目尻から左の目尻の位置になる部分の幅を、三等分するのです。

斜め向きの場合は、パースが付くので奥が詰まっているように見える。
奥は狭く、一つ手前は少し幅広く、一番手前はさらに幅広くなります。

目の幅のとり方は角度でも変わるし、どう描きたいかでも変わります。
どう幅を取ればいいのかわからなければ、こんなふうに目が入るよね~と、次の図のように簡単な目の形を入れてみましょう。

斜め目の描き方~想定

こんな感じに目が入るよね、という想定。

簡単な仮の目を入れてみると、全体との兼ね合いでバランスを見ることができます。

描いていくうちにだいたいの感じがわかるようになるので、それまでは見よう見まねでとにかく描いてみましょう。

斜め目を描く

さて次から、具体的に目を描いていきます。

一度めは見たまま描いてみる。
そして次からは、自分なりに好きなように描いてみるといいでしょう。

そのときには、描き出す前にどんな目を描きたいのか、イメージしておくといいですね。

[目頭・目尻]

斜め目の描き方~目頭・目尻

目頭と目尻を決める

はじめに、目頭と目尻の位置を決める。
タレ目・ツリ目などの印象はここで決まります。

[まぶた]

斜め目の描き方~まぶた

目頭と目尻とをつないでまぶたを描く

目頭と目尻とを線でつなぐように、上まぶた、下まぶたを描く。
まぶたの開き具合で、目の大きさが決まる。

[視線]

斜め目の描き方~視線

黒目を描く前に、視線を決める。

黒目を入れる前に、視線を決めておく。
視線を決めてから黒目を描くと、どこ見てるの?という、視線が定まっていない状態になりにくい。

[黒目]

斜め目の描き方~黒目

視線に合わせて黒目をいれる

視線に合わせて黒目を描く。
この黒目の大きさでも大きく印象が変わる。

[目玉ありきと考える]

斜め目の描き方~目玉

描きづらければ目玉をイメージしてみる

まぶたや黒目がうまく描けない、どう描いたらいいのかわからない。
そんなときには、奥に目玉が入っているとイメージしてみる。

目玉は丸い。
丸いイメージに沿って、まぶたや目玉を描いてみよう。

[まつげ]

斜め目の描き方~まつげ

まぶたにまつげを入れる

上まぶた、下まぶたにまつげを描く。
まつげの向きや量で、かなり印象が違う。
もちろん、まつげを描かないのもアリ。

目の印象を強くしたいなら、アイシャドウを太めに入れる。
目をしっかり描くと、顔が引き締まって見える。

[二重]

斜め目の描き方~二重

二重を入れる

二重まぶたにする。二重の入れ方もいろいろ。
もちろん、一重でもいい。

斜め目の描き方~仕上げ前

これまでの状態

ここまでで、今このような状態。
これでほぼ終わり。

斜め向きの目、完成

補助線などを消して、仕上げましょう。
斜め向きの目の完成。

斜め目の描き方~完成

斜めの目の描き方、完成例1

[黒目を大きく]
黒目を大きくしたら、こんな感じ。

斜め目の描き方~完成例1-2

黒目を大きくしてみた例

[モノクロバージョン]
ついでに、モノクロにしたらこんな感じ。

斜め目の描き方~例1モノクロ

モノクロ状態の斜め目

モノクロではちょいと手を加え、まぶたと目玉の境界に線を入れました。

カラーでもモノクロでも、どこまで描くか、どこまで省略するかは人しだい。
表現方法は人それぞれです。

斜め向きの閉じた目

閉じた目も、描き方は正面向きと同様。
ですが斜めを向いているので、パースと目玉を意識するといいでしょう。

[まぶた]

斜め目の描き方~目を閉じる

閉じた目も描き方は同様

閉じた状態の目も、まぶたが開いているときと同様に、目頭と目尻を決めてからまぶたを描く。

内側に目玉があることを意識しましょう。

[まつげと閉じまぶた]

斜めの閉じ目~まつげとまぶた

まつげと閉じたまぶたを描く

上まぶたに沿って、まつげを描く。
閉じた状態のまぶたのシワも、内側に目玉があることを意識。

[閉じ目の完成]

斜めの閉じ目~完成

斜めの閉じた目の完成

眉を入れ、余計な線などを消して仕上げ。
完成。

おまけの斜め目~例2

先ほどと同じ描き方で、違う目を描きました。

違う目の完成例を貼っておきますね~。

斜め目の描き方~完成例2

斜め目の描き方、完成例2。

目が細めの斜め向きの目。

斜めの閉じ目~完成例2

斜めの閉じた目の完成例2

目が細めの斜めから見た閉じ目。

おまけの斜め目~例3

次の例は、大きな目で大きな瞳。

斜め目の描き方~完成例2

斜め目の描き方、完成例3。大きな目。

大きな瞳は少々描きにくい。(個人的な感想です)

斜めの閉じ目~完成例3

斜めの閉じた目、完成例3。大きな目。

閉じた斜め向きの目。
これまた目が大きいと少々描きづらい。(個人的感想…^^;)

[モノクロバージョン]

斜め目の描き方~例3モノクロ

モノクロの斜め目、例3。

主線を黒にしただけ。

まとめ

さて、実際に描いてみましたか?

手順通りに描いていくと、手順が多くて面倒くさいとか思うかも。
時間がかかるし。

しかし描くことに慣れていくと、そんなに時間を描けずに描いていくことができますよ。

ここでおさらい。
斜め向きの目を描くときのコツは?

  • これから描く顔の方向を決めること
  • 目の位置を四角で決めること
  • パースがついていることを意識すること
  • 目玉が内側にあると想定して描くこと

これらを意識して描いていると、自然に見える斜め向きの目が描けるようになっていきますよ。

それでは今回はここまで。
おつかれさまでした。

よいお絵かきタイムをお過ごしくださいませ~^^

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