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口の中の描き方のコツは、内部の構造と見え方を知ること。

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

口の中の描き方_表題

口の中の描き方の表題画

口は簡単なようでむずかしい?!

むずかしいと感じるのは、口の中が見えるから!なのかも。

さて、口の中の歯や舌はどう見えるのか?

口は表情を作るのに欠かせない。
けれど描き方によっては、顔が崩れやすいパーツなのです。

口先だけで話すくらいの動作ならば、口の形さえ把握すれば描くのはむずかしくない。
むずかしいと感じるのは、顎(あご)が開いたときの口を描くときでしょう。

口を開いて上下の歯の隙間が開くと、口の中が見えてきますね。
口を大きく開けるほど口の中が見えやすい。

口を描き慣れない初心者さんは、どう描いていいのか分からなくなることでしょう。

とくに大口を開けたときには、顔が崩れやすい。
そして口の中が丸見えになる。

顎と口の中。
外側の唇、内側の口の中。
これがどうなっていて、どう見えるのか。

基本的な構造が分かっていないと、頭の中でも整理がつかずイメージができないので、どう描いていいのかわからない。
つまり、構造を知ることは大事だと思います。

口の表面だけをとらえて描こうとすると、動きのある絵を描こうとしたときに、どう対応していいのかわからなくなる。
リアルな絵柄ならばなおさらですが、シンプルな絵柄であっても基本は同じ。

実物を意識して知っておきましょう。

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口の中の構造

まずは口の中の見え方を想像してみます。

…というよりは、手っ取り早く鏡を持って観察してみましょう。

口の中には何がある~?

口の中の構造

口の中にはなにがある?

  • 上顎と下顎
  • 上顎と下顎の歯
  • 舌と口蓋(こうがい)、口蓋垂(こうがいすい)

一つずつ見ていきましょう。

※一部古い画像を使っているので、少々画像が粗いのはご了承くださいな。

上顎と下顎

上顎は頭蓋骨と一体化しており、上顎は頭の動きとともにある。

上顎と下顎

上顎と下顎の図

口を開けるときには、下顎が動く。

顎を動かす関節は、顎関節(がくかんせつ)といいます。
(下顎の動きについてはこちらへ → 顎の動き)

顎は口とともに、話す、飲む、食べる、表情を作る…
さまざまな動きに対応する。

叫んだりすると大口になるが、開き幅が最大になるのは、あくびをするときかも。

上顎と下顎の歯

上顎と下顎にそれぞれ歯がついている。
左右対称で、上下も同じ。

【歯並びの図】

歯の形状と数

歯の形状や数を示す図

【大人(永久歯)】
上の歯:14本+親知らず2本
下の歯:14本+親知らず2本

中切歯1、側切歯1、犬歯1、小臼歯2,大臼歯2~3
計7本+親知らず1本ずつの歯が左右対称・上下にあり、計28~32本。

“親知らず”は第三大臼歯(一番奥の歯)で、ある人とない人がいる。
ちなみに親知らずは智歯(ちし)ともいうらしい。

【子供(乳歯)】
上の歯:10本
下の歯:10本

乳中切歯1、乳側切歯1、乳犬歯1,乳臼歯2
左右対称・上下に5本ずつで計20本。

乳歯は3歳頃には生えそろい、
6歳から12歳くらいの期間で順次、永久歯へ生え変わる。

口の中を描くとき、全ての歯が見えることもあまりないでしょう。
だいたいこんな感じの並びですよ~と。
細かく覚える必要もないので、雰囲気を知っておきましょう。

さきほどは口が開いた状態でしたが、次は口を閉じてみます。
口を閉じて噛み合わせると、上の歯が外側、下の歯は少し内側に入る。

【噛み合わせの図】

噛み合わせの図

噛み合せた状態の顎の図

※奥歯はもっと内側に傾いているのがキレイな歯並びのよう?です。
まぁいろいろな歯並びがあるので、一例ということで^^;

噛み合せた状態が見えるときというのは、顎は閉じていて唇は開いているときですね。

舌と口蓋、口蓋垂

歯の奥には、舌と口蓋(こうがい)、口蓋垂(こうがいすい)がある。

口の中

口の中を示した図

歯を支えているのは歯茎(はぐき)。
上顎の裏を口蓋(こうがい)という。
口蓋垂(こうがいすい)とは、のどちんこのこと。

口の中は顎の開き具合によって、どこまで見えるかな~?という感じですね。
あくびをすれば、ほぼ全開。

この図はわかりやすくするために、骨に口の中だけなので見えやすいですけど。
実際は口の入り口が狭かったり歯があるので、なかなか全部が見えることは少ないでしょう。

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口の中の見える範囲

ここまでで口の中がどうなっているのかを見てきました。
次からは、この口の中がどこまで見えるのか、ということを見ていきましょう。

ちなみに口が閉じた状態では、こんな感じで顎や歯が収まっています。

口が閉じた状態

口が閉じたときの顎や歯の収まり状態

この状態を認識しておくのも、絵を描くときに役立つでしょう。

口だけ動かしたら

顎を動かさず口だけを動かすと、歯が見える。
歯は、噛み合わせた状態の歯が見えますね。

唇だけ開いた状態

顎は開かず唇だけ開いている図

「いーーーっ」の状態。
ここでは歯を一本ずつ描いていますが、歯をリアルに描くか省略して描くかは自由。

顎を少し開けると

口(顎)を少し開けると、上下の前歯が少し見える。

さらに口を開けると、上下の前歯と舌が少し見える。

少しずつ口(顎)を開けて、鏡で見てみましょう。

顎を大きく開けると

口(顎)を大きく開けると、歯と舌が見える。
さらに大口を開ければ、口蓋垂までもが見える。

しかし全部が見えるかというと、そうでもない。

口蓋垂は奥にあり、その前には舌がある。
ある程度口を開けてなおかつ「あー」とか大声を出すシーンでもないとなかなか見えない。
しかもほぼ正面向きで。

口蓋垂まで見える絵ってなかなか描かないけど、そんな場面を描きたいこともありますよね。

次の絵は正面向きではないけど、斜め向きで口を全開にした状態。

大きく口をあけたとき

大きく口を開けたときの口の中

大口を開けたときに描きたくなる(?)口蓋垂は、正面向き以外ではなかなか丸見えにはならないもの。
少し顔が斜めに向けば、この図のように少しだけ見える状態になります。

口の中の見え方

口を開ければ、口の中が見える。
しかし口の中全てが見えるわけではない。

また、口の開き幅によって一定の見え方をするわけでもない。

顔を見る角度によって、口の中の見え方は変わるのです。

口の中の見え方

口の中の見え方は見る角度によって変わる

顔を上から見るか下から見るか。
また、横から見るか斜めから見るかで、口の中の角度も見える範囲も変わってきます。

口の中を描くときには、次のように考えるといいかも。

  • 口蓋垂は首の上あたりの位置にある
  •  奥歯は顎とともに並んでいる
  •  舌の根元は口蓋垂がある方向にある

つまり口の中を描くときには、顔の角度から口蓋垂(口の奥)の位置を想定。
口の入り口から口の奥へ向かうように、舌や奥歯を描くとそれらしく見えるのです。

その前に、前歯という壁があるのもお忘れなく。

まとめ

さて今回は、口の中とその見え方について書いてみました。

口の中を描くときには、立体的に考えてみましょう。
口の中は、唇の奥ですから。

はじめはちょっと想像しにくいかもですが、見慣れたり描き慣れてくるとわかってきます。
顎の動き、口の開き方はどんな風に見えるのか、自分の顔を触ったり鏡を見て観察してみましょう。

テレビや動画などの出演者の口の動きを観察するのもアリ!

漫画などでは面白く表現するために、通常の可動範囲よりも更に大きく口を開けさせたりします。
そんなシーンで説得力のある絵を描くためには、動きとともに基本の構造を知っておくことが大事です。

口の中を描くときに知っておきたいことは…

  • 口の中の構造
  • 口の中は見る方向によって違って見える
  • 歯は顎に付いている
  • 口蓋垂(口の奥)は首の上、舌や奥歯は口の奥へと向かう

口の中はちょいと複雑ですが、口の入り口と奥の位置を基準にしてどう見えるのか、と考えていくといいでしょう。

はじめのうちは鏡などを見て観察することもおすすめです。

今回はここまで。おつかれさまでした。

楽しいお絵かきタイムを~^^

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