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人を描くときに気になること。
肩幅ってどのくらい?胴の長さは?
手の大きさ、肘の位置、足の長さは?
描くたびにいろいろな疑問が出てくるのなら、基本的な人体の比率を確認してみましょう。
なんだかバランスがよくないな~、なんでかな~?ということの大半は解消します。
そしてキャラ作りでわざとアンバランスな体を描くときなどにも役立つのです。
ということで今回は、人の体の比率を、全体や各部分ごとに紹介し、描き方までやっていきます。
今回は少々長いので…面倒だと感じるかもしれないけれど、体の比率を知って意識して描くことでバランスよく描けるうえに感覚的にも覚えやすく、悩む必要がなくなるので描くのも早くなることでしょう。
人体の比率~全体
まずは体全体の比率について見ていきます。
体の中心はどこ?
体の中心にはへそがある、と言われたりしますが…
実際の体の中心は、だいたい恥骨の上あたり。
両方の”足の付け根”の真ん中あたり、と言う方がわかりやすいでしょうか。
【図1-1:人体の比率~体の中心はどこ?】
この図は8頭身で描いていますが、ほかの頭身でも、身長差が多少あっても、人体の中心や比率などはだいたい似たようなものです。
もちろん人種によっての違いや個人差などもあるため、だいたいの目安として見ておくといいでしょう。
ただし、もちろん大人と子供とでは大きく違うので、あとで説明します。
身長の高さと頭身の差
混乱するといけないので、先に説明しておきます。
「身長の高さ」と「頭身の数」は別物です。
頭身とは、身長に対して頭の大きさ(長さ)がいくつあるのか数えるもの。
(8頭身=頭8個分の身長がある)
身長が高いからといって必ずしも頭身数が高いわけではないし、また逆に、身長が低いからといって、頭身が低いわけでもないのです。
このことに関しては別の記事 (頭身について) でも説明しましたが、ここでももう一度説明しておきます。
【図1-2:体の比率と身長と頭身】
◇左側の2体…同じ頭身・身長差あり
→ 頭の大きさが違う。
◇真ん中の2体…頭身違い・身長同じ
→ 頭の大きさが違う。
◇右の2体…頭の大きさ同じ・身長差あり
→ 頭身違い、背の高いほうが体が大きい
頭や体の大きさなどは人によって違うので、当然ですが体の中心の位置も人によって少々違います。
なので体の比率というのは大まかに把握していればいいのですが、一つ気をつけておくことがあります。
それは、頭(顔)の大きさ。
極端に頭の大きさが違う人物を同じ一枚の絵の中に描くときには、違和感が出ないように気をつけて描く必要があります。
(これについても「頭身について」の記事で書いています)
上半身の比率1~胴の長さと肩幅
次は上半身の比率を部分的に見ていきましょう。
- 頭と肩幅の比率
- 頭と胴の長さ
- おまけ~肩幅のちがい
頭と肩幅の比率
まずは頭の大きさ(幅)に対しての肩幅について。
肩幅は男性が広く、女性は狭いイメージですが、これも個人差があります。
正面から見た頭の横幅を「1」としたとき
- 男性の肩幅は2.5~3前後
- 女性の肩幅は2.3~2.5くらい
また、頭の縦の長さと肩幅がほぼ同じ、という話もありますが…これはちょっと分かりづらい。
ということで、次の図を見てくださいな。
【図2-1:頭と肩幅の比率】
◇ 右と真ん中の図
肩幅は頭の大きさの何個分…と、そのまま考えるとちょっと分かりづらい。
なので私は右の図のようにしています。
◇右の図
肩幅の目安は、頭(顔)の真ん中から頭の幅約1.5倍以内。
だいたいそう思って作画すると、極端なことにはならずに収まりがよく、わかりやすいかと思います。
図では説明のために細かいことを書いていますが、実際に描くときには「だいたいこのくらい…」という感じでいいと思います。
頭と胴の長さ
次は、頭の大きさに対して胴の長さを見てみましょう。
【図2-2:頭と胴の比率】
胴の長さは、頭の大きさ(長さ)を「1」とします。
これに対して、首(顎下)から体のほぼ中心(足の付け根あたり)まで、だいたい2.5~3個分前後。
8頭身の場合はだいたい頭3つ分くらい。
頭身が低くなれば、頭2.X個分というぐあいになります。
頭身数は単なる目安ですが、まぁ人それぞれなので、このくらいという感じでいいでしょう。
おまけ…肩幅の違いと印象
肩幅の広さで、人物の印象は違うものになったりします。
実際、どんな感じに違うのかな~?ということで、おまけで描いてみました。
みんな同じ顔で、肩幅が違う場合。
【おまけの図2-3:肩幅の違い】
頭の幅に対して、肩幅は2.3~3倍。
並べてみると印象の違いがわかりやすいかと思います。
人の身体は千差万別。
だいたいの基本的な体のサイズを覚えたら、あとはお好みでどうとでも描けます。
オリジナルのキャラクターを作るときなど、描きたい人物のイメージに合わせて肩幅を変えて描いてみると楽しいですよ。
上半身の比率2~腕の長さと手
腕を降ろすと、自分のお尻の下の位置に手が届きますよね。
腕はそれほど意外と長いのです。
ということで次は、腕について順に見ていきましょう。
- 身長と腕の長さ
- 腕の長さの比率
- 肘の位置
- 手首の位置
- 腕を曲げると
身長と腕の長さ
【図3-1 身長と腕の長さ】
両腕を横に広げると、身長とほぼ同じ長さになります。
つまり、次の長さも同じということ。
- 体の半分から指先まで
- 頭の天辺から体の中心(足の付根あたり)まで
- 体の中心(足の付け根辺り)から踵(かかと)まで
はじめの挿絵でもすでに同じことを描いていましたが、これを覚えておくと便利。
腕を広げる絵を描くときに、腕の長さがよくわからなくなったりしますが、他の体の部位の長さから想定することができるのです。
腕の長さの比率
上半身だけ描くことも多いと思いますが、腕の長さの比率を知っておくと便利です。
【図3-2 腕の長さの比率】
◇ 図の左側
手先から手首までを「2」とするなら
- 手首から肘(ひじ)関節は「3」
- 肘関節から肩は「4」くらい
肩~肘関節~手首~手先
4 : 3 : 2
つまり肩から肘までの長さは、だいたい手2つ分の長さにあたります。
◇ 図の右側
手首から肘関節、肘関節~腋(わき)の長さはだいたい同じ。
腋~肘関節~手首
1 : 1
実際に自分の体で確認してみると、だいたい合っているかと思います。
※あくまでも「だいたい」で人それぞれなので、短いとか長いとかで凹まないように…。
肘の位置
意外と間違われやすいのが、肘(ひじ)の位置。
【図3-3 胴と肘の位置】
肘関節の位置は腰と同じ位置ではなく、腰よりも上、肋骨の下あたりに位置します。
肩と手首の真ん中に肘がある、というほうがわかりやすいでしょうか。
また、腕を真っ直ぐ挙げたとき、肘は頭頂には及ばず、少し低い位置になります。
ただし、肩ごと腕を持ち上げるように挙上すると、肘は頭頂を少し超えることができるのです。
自分で肘の位置を気にしつつ、確認しながらやってみるとわかると思います。
体はけっこう柔軟に動くんですよね~。
手首の位置
立ち姿を描いたときなど、手を自然に下げたときの腕の長さがわからない…
なんていうときには、手首の位置を確認しましょう。
【図3-4 胴と手首の位置】
手首は、骨盤の横にある大腿骨(だいたいこつ/脚の骨)の出っ張っている部分である「大転子(だいてんし)」の位置とほぼ同じくらいの位置にあります。
分かりづらい場合、自分の体で確認してみましょう。
立ち上がって手を下ろしたとき、ちょうど手首と同じ位置にゴリゴリと硬い部分があると思います。
それが大腿骨の一部である「大転子」
手首を押し当ててみるとわかるでしょう。
おまけ…腕を曲げると
次は比率とは関係ないのですが…ちょいとおまけ。
腕を曲げたときの腕の状態について。
腕を伸ばしても曲げていても、比率に変わりはないのですが、ひとつ補足しておきます。
【図3-5 腕を曲げると】
◇ 図の左側 (人物の右側)
腕を曲げたときの腕の長さに注目。
腕を下げた状態で肘と手首を曲げ、指先を肩に付けると三角形になる。
この状態のとき、手首の位置は肩より下。
肘の位置をもっと上へ挙げると、手首は肩の位置を超えます。
◇ 図の右側 (人物の左側)
肘を曲げても同じ側の肩に手首をつけることはできない。
また、同じ側の肩より下の腕に手を触れることはできない。
想像だけで人体を描いていると、うっかり変な絵を描いてしまうことがあるので注意です。
下半身の比率~脚と足
次は、下半身の比率を見ていきましょう。
ここでは2パターン紹介します。
- 股下~膝~踝(くるぶし)~踵(かかと)
- 恥骨~膝~踵
下半身の比率1~股下から踵
踵(かかと)側から見ていきます。
【図4-1:下半身の比率1】
- 踵から踝(くるぶし)が「1」ならば
- 踝から膝(ひざ)は「3」
- 膝から股下までも「3」
踵(かかと)~踝(くるぶし)~膝~股下
1 : 3 : 3
言い換えると、踝から膝、膝から股下の長さは1対1。
股下から踝のちょうど真ん中の位置に、膝があるということ。
そして踝から踵までの長さはその1/3。
踵(かかと)~踝(くるぶし)~膝~股下
1/3 : 1 : 1
どちらでも自分でわかりやすいように覚えるといいでしょう。
下半身の比率2~恥骨から踵
次は、見る位置が少し違います。
先程は「踵から股下」の間の比率でしたが、次は「踵から恥骨」までの長さを見ます。
「恥骨」は足の付け根の近く、骨盤の前下の部分です。
【図4-2:下半身の比率2】
踵から膝が「1」ならば、膝から恥骨も「1」
踵~膝~恥骨
1 : 1
つまり踵から恥骨までの長さの丁度半分に、膝があるということです。
先程の比率の見方とは位置が違うので、ごちゃまぜにならないようにしましょう。
おまけ…脚を曲げると
次は、脚を曲げて座ったときの状態を確認しておきます。
座りポーズを絵に描くことは多いですよね。
体の比率は基本的に極端に変わるものではないのですが、動きが加わると関節部分が伸び縮みするので、いざ描こうとするときに戸惑うこともあるかと思います。
絵を描く時に少し分かりづらいのは、正座でしょうか。
正座の場合、脚を完全に折り曲げ、踵に骨盤の一部である坐骨(ざこつ)が乗ります。
そのため横から見ると、踵がお尻の下に入るためによく見えない。
また、足の向きによっては角度が付いたり、座り方によって脚の見え方も変わってきます。
しかしだからといって、脚の比率が変わるわけではない。
次の図は、真横から見た、まっすぐに座った正座と椅子での座りを例にします。
【図4-4:脚を曲げると】
大腿骨~膝~踵、足の長さ
2 : 2 : 1
だいたいこの比率でいいと思いますが、実際には、足の長さ(大きさ)は「1」より少し大きめかなと思います。
足の大きさと身長の高さには関係があるとか無いとか…はっきりしているわけではないので、やはり個人差があるということ。
だいたいそのくらい、という目安として知っておくといいでしょう。
部分的な体の比率
次は体の部分的な比率を見ていきます。
部分的な比率を知っていると、その部分だけ注目して描きたいときにとても役立ちます。
顔と手、頭と足の大きさ
一枚の絵の中で上半身とともに手を一緒に描くことも多いと思います。
そこで覚えておくといいのが、顔と手の大きさ(長さ)の比率です。
ついでに、頭と足の大きさ(長さ)の比率も描いておきます。
【図5-1 顔と手の大きさ、頭と足の大きさ】
◇ 顔と手の大きさ(長さ)はほぼ同じ
◇ 頭と足の大きさ(長さ)もほぼ同じ
もちろん個人差があるので、顔より手が大きい(長い)あるいは小さい(短い)人もいます。
頭と足の大きさ(長さ)についても同様です。
腕と脚と胴
次に、腕と脚と胴について。
【図5-2:腕と脚と胴の長さ】
◇ 図の左側…両手足を伸ばしたとき
腕の長さ3:胴の長さ2:脚の長さ4
胴より腕が長く、腕より脚が長い。
胴<腕<脚
◇ 図の右側…両手両膝を床についたとき
肩の位置が腰より高い。
腕は肩から手首までの長さ。
脚は骨盤の中央から膝までの長さ。
部分的な長さを冷静に考えるとわかるのですが、うっかり肩と腰の位置は同じだと思ってしまいがち…?
あれ?と思ったら、実際に自分で確認してみましょう~。
腕と脚と胴2
次は、座ったときの部分的な長さの確認です。
【図5-3:腕と脚と胴の長さ2】
◇ 図の左側…立て膝で座ったときの膝の位置
膝の位置は、腋(わき)より下。
立て膝で座ったときに膝の位置があまりに高いと、脚が長すぎだよね…という状態になります。
ただもちろん背を曲げて座ると、腋より膝頭が高い位置になるので、姿勢によって考慮しながら描きます。
◇ 図の右側…肘下と膝下の長さ
肘下と膝下の長さは1:1でほぼ同じ。
肘下とは、肘から伸ばした手の指先まで。
膝下とは、膝から踵まで。
人体の比率を意識して描いてみよう
体のだいたいの比率がわかったところで。
次は、体の比率を意識しながら、人物の全身を簡単な人型で描いてみましょう。
【図6-1:比率を意識して描いてみよう~1】
◇ 図の左側の人型
単純ですが、順を追ってこれを描いていきます。
◎準備:縦長の長方形を描き、これを4等分した枠を描いてから進めましょう。
① 頭と肩幅、腰を描く
頭:1番上の枠の上部に楕円形を描く。
楕円の大きさが頭の大きさです。
肩幅:楕円との位置を考えて横線を描く。
横線の長さが肩幅の広さ。
腰:だいたい中央に四角形を描く。
位置を少し変えることで、胴と脚の長さが変わる。
四角形で描きにくければ、楕円でもいい。
② 首と背、脚と足
首と背:楕円(頭)と四角形(腰)を結ぶように線を引く。
首と背はひとつに繋がっているので、線がつながるように描く。
脚:四角形の下に線を引く
足:足の位置を三角形で描く
どちらでも描きやすいほうから描けばいい。
【図6-2:比率を意識して描いてみよう~2】
③ 胴と肩
胴:胴の幅を線で描く
肩:両肩を丸で描く
④ 手首と腕
手首:手首の位置に丸を描く
腕:肩から手首へ線をつなげる
⑤ 肘、手、膝
肘:肩と手首の半分の位置に線を入れる
手:手首の丸から手の長さの線を描く
膝:腰から足の真ん中の位置に丸を入れる
描き方は自分でわかりやすく描きやすいものでもいい。
例えば、肘:線→○、膝:○→□、手:線→三角形や楕円など。
【図6-3:比率を意識して描いてみよう~3】
⑥⑥’先程描いた土台をもとに、肉付けして体を描いてみましょう。
くびれの位置などを少し変えることで、男女とも描くことができます。
また、このように四角に区切り、比率を意識することで、違うポーズも描きやすくなるかと思います。
おまけで他のポーズも描いてみました。
【おまけ:体の比率を意識して描いてみよう】
違うポーズを描くときも先程と要領は同じ。
描く前に、どんなポーズにするのか決めます。
そして体の流れを考えつつ、枠内に簡単に描いてみてながら、位置を決めつつ線を入れていきます。
ここまで色々な部位の体の比率を紹介しましたが、イラストや漫画などでは、体の比率を自由に変えて描かれることもよくあります。
あまり固く考えすぎずに、いろいろ描いてみるといいといいでしょう。
補足1:年齢による体の比率の違い
補足として、年齢による体の比率の違いを紹介します。
体の比率は、産まれてから成人するまで、成長によって変わっていきます。
なので大人と子供とでは違います。
【図7:年齢による体の比率の違い】
赤ちゃんから一歳くらいは、だいたい4頭身。
10歳くらいで6頭身前後、成人では7頭身前後からそれ以上になります。
もちろん個人差があるので、皆がその通りに当てはまるというものではないですし、人種によっても体の大きさや比率は少々違いますからね。
近年では食事や環境の変化などから、日本人でも比較的体が大きかったり、頭身が高かったり…
時代によっても変わってきているようです。
絵は「それらしく」見えればいいので、だいたいそんなものだと覚えておくといいでしょう。
補足2:角度が付くとき
当たり前の話ではあるのですが、あえて少しばかり書いておきます。
体の比率を知ると描きやすくはなるのですが、実際に絵を描くときには、これに固執しすぎないようにしましょう。
あまりに人体の比率だけをガチガチに考えてしまうと、とても平面的な絵になってしまうからです。
絵を描くということは平面に描くわけですが、その平面の中にいる人物は、あくまでも立体的に見えるように描きたいですよね。
この記事の挿絵は説明する上でわかりやすくするために、人物を真正面や真横から見た状態など、平面的に描いています。
しかしイラストや漫画として実際に人物を描くときには、真正面や真横から見た状態ばかりではなく、斜めや上下など、違う方面から見た状態を描くほうが多いでしょう。
人物全体を上や下から見た場合でなくても、体の一部分でも、位置や角度が変わるだけで見え方は変わり、描き方は変わってきます。
つまり、人の動作に奥行きが出た場合、その人物の体の比率は変わっていなくとも、平面上での比率は変わるのです。
…ちょっとわかりづらいかと思うので、例としていくつか描いてみました。
たとえば、体は真正面を向いていても、手の位置が変わるだけで、見え方は変わります。
【図8:角度によって比率は変わって見える】
人物の腕や手の比率はもちろん左右同じなのですが、平面上では、腕の長さや手の大きさは左右で変化しています。
腕や手の長さ、大きさを調整して描くことで、それらしく見えるように、立体的に見えるように描くのです。
イラストや漫画を見るときには自然にそのような見方をしているはずですが、いざ自分が描くとなると、立体的にイメージできていなければ難しく感じてしまうことでしょう。
人体の比率は基本的なこととして覚えておき、立体的に人物を描くためには、立体をイメージしてそれらしく見えるように描くことが大事です。
それは頭で考えるばかりではわからないので、動作している人物の画像や映像、絵と見せ方が上手いイラストレーターや漫画家、アニメなどを観察してみるといいでしょう。
それらを見たり真似して描いたりしていると、自然にイメージが掴めるかと思います。
おわりに
人体をバランスよく描くためには、基本的な人体の比率を覚えておくといいでしょう。
基本的なバランスを知ることで、均整の取れた人物だけでなく、逆に通常のバランスを逸したキャラクターを描くのにも役立ちます。
しかし体の比率というのは人それぞれ。
個人差もあるので、あまり厳密に考えすぎず、だいたいで見ておけば大丈夫。
人体の比率を頭だけで覚えるのではなく、ぜひ何度も描いてみましょう。
何度も繰り返し描いてみることで、人体の形や比率を感覚で覚えることができます。
人体の比率を覚える上では、人がまっすぐに立った写真やイラストなどを見て描くといいでしょう。
また、その人体の比率が、動きによって平面的にはどう変化して見えるものなのか、動きのある人物を観察したり、描いてみるのもいいでしょう。
とにかく、いろいろと描いてみることが大事ですよ。
…と、自分への言い聞かせも含めて、今回はここまで。
けっこう長くなりましたが、ここまで見てくれてありがとうございます。
お互いに上達していきましょ~ね~。
ではでは、よいお絵描きタイムをお過ごしくださいな。