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人イラストの描き方!全身を簡単に描くコツは人型を使うこと

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

描きたいけど描けない…

人の身体を描くのが困難だと感じるなら、この方法を試してみよう!

イラストで人を描くに当たって大事なのは、人の身体の構造を知ること。
構造を知らないと、身体の形が歪んでしまったり、自然な動きが描けなかったりと、さまざまな問題が出てきます。

それは、漫画でもアニメ絵でも、プ二でも萌えでも、8頭身でも2頭身でも同じです。
知って描くのと知らずに描くのとでは、描けば描くほどにその差が出てくることでしょう。

今回は、「人の骨格をどう単純に覚えて、それをどうやって描くときに使うのか」ということを順を追って説明していきます。

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骨格から人の構造を簡単に学ぼう

始めに、前回の記事でも簡単に説明しましたが、「簡略化した骨格」を描いてみることから始めましょう。

(前回の記事はこちら → イラストで人を描くための上達方法は人体構造を知ること!…人体を描くための基礎概要です)

下図を参照。

(A)「簡略化した骨格」は色つき、その横に(B)「線化した骨格」を描きました。

2種類描いたのは理由があります。

(A) 簡略化した骨格 …人の骨格を略したもの
→ 身体の構造を理解する

(B) 線化した骨格 …大まかに骨の輪郭を描いたもの
→ 身体の形の流れを覚える

(A)は形が少々複雑なので描きにくい。
そして描きにくいと、覚えにくいかなと思います。

そこで、(B)を追加しました。

始めに(A)を時間をかけて描き、次に(B)をざっとでいいので何度か繰り返し描いてみましょう。

何度も描くうちに、身体の構造や形の流れ、比率などが手や目に記憶されていきます。
すると、人(キャラクター)を描くのがとても楽になります。

構造がわかると、模写をするときにも、何も見ずに人物を描く時にも役立ちます。
たったこれだけのことで、骨格を知らずに人を描いていたときよりも、格段に描きやすくなっていくのです。

描き慣れないうちは、形を取るのが難しかったりするでしょう。
線の長さや幅の大きさ、形状などをよく見て描いてみましょう。

線は滑らかに描けなくても大丈夫。
描き慣れてくると、徐々にきれいな線が引けるようになっていきます。

とにかく、よく見て描いてみましょう。

「骨格を模した描きやすい人型」を作ってみよう

「骨格を模した描きやすい人型」ですが、言いにくいので、「ヒトガタさん」と名付けることにします。

ヒトガタさんは骨格をモデルにした人型であり、人を描くための下地に使うものだと考えてください。

先程の「線化した骨格」が描きやすいのなら、そのまま「ヒトガタさん」として使ってもかまいません。
ただ、「線化した骨格」は曲線が多いのと、腹部が空いている(線が閉じていない)ので、動きのあるイラストの下地では使いづらいかなと思います。

そこで、これから使いやすい「ヒトガタ」さんを作ってみましょう。

描きやすいヒトガタさんを探す

いきなり「ヒトガタさんを作りましょう!」と言っても、なんだかわからないと思うので、例として4種ほど作ってみました。

〈下図参照〉

形が単調で線が少ないものが描きやすいので、この中では(D)がおすすめです。
この後の説明も(D)を用いて進めていきますね。

こうしたヒトガタさんのようなものは、多くの描き手さんが何かしらの形や描き方など、自分なりの方法を持っています。
それは、何度も描いているうちに自分の描きやすい描き方というものが出来ていくからです。

初めはどう描いたらいいかわからないでしょうから、人まねから始めるといいでしょう。

この図に描いたものと違うように描きたかったら、新たに模索してみるのもいい方法です。
自分で考えて描いてみるのは、観察力が付くのでとてもいいことです。

いろいろ描いてみて、人体を描くということに慣れましょう。

ヒトガタさんを描く理由

イラストを描き慣れていない初心者の場合は、いきなり細部から描くということをやってしまいがちです。
そのほうが効率よく、早く描けそうに思えますが、実は違います。

一般的にはヒトガタさんのようなものを用いて下描きをし、それから細部に手を入れるという方法が取られます。
面倒に思えるかも知れないけど、はじめにしっかりと構造を考慮した下描きをすることで、全体のバランスを崩しにくく、修正なども少なくて済むものです。

いきなり清書と変わらない線で描かれる人もありますが、それは描き慣れているからこそ成せる技なのです。

一枚のイラストを描いて仕上げるためには、描く前にあらかじめ全体の構成を決めてから細部を描いていきます。
人のイラストを描く時にも、全体のバランスを見ながらイメージを固めていき、細部を詰めていくという作業をします。

ヒトガタさんは、人体のイラストを描くときの下描き段階で、配置やポーズ決めなどをするときに大活躍します。

さあ、人の全身を描こう!

ヒトガタさんをどう作って人体を描くのか、順番に見ていきましょう。

先程の「(D)のヒトガタさん」を例に挙げて説明します。

立ち姿・正面向き

〈下図:立ち姿・正面向き〉

1. のっぺらなヒトガタさんを描く
初めの段階で全体のバランスを取る。
肩から足の付け根までひとつの四角形で描いてしまう。

2. 肋骨上部の曲線と骨盤底部の三角形を描き足す。

3. 腰(骨盤上端)と腰骨の位置に線を入れ、 形状を整える。

4. 肉付けをする
描きたい人物の体付きをイメージしながら全身の輪郭線を描いていく。

5. 服などはお好きにどうぞv

立ち姿・横向き

〈下図:立ち姿・横向き〉

1. のっぺらなヒトガタさんを描く
胴体は単純に足の付け根まで筒状で描いてしまう。
横向きは特に、頭から足までのバランスを考える。

2. 腰にくびれをつけ、肋骨上部と骨盤底部を描く
(肋骨下部も描きたかったら、1の図「線化した骨格」を参考に描く)

3. 肩甲骨、 腰(骨盤上端)と腰骨の線を入れる。

4. 肉付けする
くびれやおしり、脚のカーブなど、人の身体をイメージしながら輪郭線を描いていく。

座り姿・斜め向き

〈下図:座り姿・斜め向き〉

1. のっぺらなヒトガタさんを描く

胴体は四角形でストンと描いてしまう。
胴体に中心線を縦に入れるが、この例では斜めを向いているので中心線は奥へとずれる。

膝下から足は画面に対してほぼ真っ直ぐなので、見た目の長さはさほど変わらない。
脚の付け根から膝は、画面に対して奥から手前側にあるので、長さは短く見える。

2. ヒトガタさんを作る

斜め向きは身体の厚みが見えるので、横幅を意識して描くこと。
(肋骨の下の部分も描いてみた。)

3. 肉付け

男女両方描いてみた。
描き分けについては、慣れないうちは深く考えず、まねして描いてみよう。

今回は初めてヒトガタさんを使っての立ち姿と座り姿を紹介しました。
複雑なポーズなども、ヒトガタさんを使うとずいぶん描きやすく、イメージしやすくなると思います。

今後、いろいろなポーズの描き方や動きなども随時紹介していくことにします。

まとめ

イラストで人を描くときには…

・人の骨格を知り、形の流れを覚える。
・骨格を模した描きやすいヒトガタをつくって、下描きに活用する。

人体の形を単純に理解すると、知らないときよりはずっと楽に形が取れるようになります。
また、ヒトガタさんを活用することで描きやすくなるし、時間短縮にも繋がります。

描き慣れないうちは逆に不便に感じるかも知れないけど、描いていくうちに自分なりのヒトガタさんが出来ていきます。

そして何度も何度も繰り返し人を描いていくと、ヒトガタさんを描かなくても頭の中で想定していきなり主線で描いてしまう、ということも可能になるのです。

ぜひ、試してみてください。

では今回はこれにて。
楽しいお絵かきタイムをお過ごしください^^

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