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人の顔イラストの簡単なバランスの取り方と描き方-斜め顔編

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。


斜め向きの顔を描くときは…
バランスの取りやすい単純な線で、立体を想像しながら描いてみよう!

「正面向き」や「横向き」の顔は、形を1つのパターンとして覚えてしまえば、顔の造作をキャラによっていじったとしても大きく崩れることは少ない。
それに比べて「斜め向きの顔」というのは顔の角度によって、顔の土台自体の見え方が変化し、顔のパーツ(目鼻口・耳など)の見え方も変わってくる。

そのため、思いのほか難しいと感じます。

今回はその斜め向きの顔を、比較的簡単に描けるように考えてみたので、一緒に描いてみましょう。
ただ指定通りに描くのではなく、線の意味を考えながら、顔(頭)の立体を想像しながら描くといいですね。

※以下、「斜め向きの顔」と書くのは長いので「斜め顔」と記述します。

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斜め顔のベースを作ってみよう!

顔を描くときには、初心者さんほどいきなり顔の一部から細かく描いてしまう傾向があります。
しかし描き慣れていない人ほど、丁寧に全体のバランスを取ってから細かい下描きに入るほうがいいのです。

ここで作る「斜め顔のベース」というのは、顔を細かく書き込む前段階のもの。
単純な線で構成していきますが、単純な線だからバランスを取るための描き直しも楽で、全体も見やすいのです。

これから作る「斜め顔のベース」の完成形は下図のとおり。

手順の通りにひとつずつ進めれば大丈夫。

はじめは時間をかけて丁寧に。
全体のバランスをよく見ながらすすめていきましょう。

それでは始めますよ!

顔面中心の目安となる線を引く

描きたい顔の大きさに合わせ、縦の直線を引く。

[線の意味]
顔の輪郭線を描くための補助線。
いきなり曲線ばかりで構成するのは難しいため、この直線を補助線として描いておく。
描いているうちにぶれたり歪んだりが防止できる。

顔面の輪郭線を描く

先ほどの直線を軸にし、左右に顔の輪郭線となる半楕円形の曲線を描く。

左側と右側、どちらを先に描いてもいい。(左図と下図を参照)
一気に楕円を描かないのは、分けて描く方が形が整えやすいため。

左向きの顔を描くので、直線を挟んで左側(奥)より右側(手前)の幅が広くなる。
※もちろん右向きの顔の場合は逆となる。

[線の意味]
人の顔の正面(顔面)は平面に近いが、こめかみや頬を境に急激に角度が変わる。

この輪郭線は、顔の角度の変わり目あたりを意識した線。
つまり、顔面の輪郭線であり、これを越えた耳のある面は顔の側面(横面)となる。

顔面の中心線を描く

輪郭線の上と下に線を重ねて、顔の中心線を引く。

[線の意味]
顔面の中心線。
この中心線の曲線のカーブが深いと横顔に、浅いと正面向きに近づく。

顔面の立体を考えながら線を引いてみよう。

後頭部を描く

顔面上部から弧を描き、後頭部を形作ってから顔面下部(顎先)めがけて線をおろす。

頭の丸みをイメージして描く。
点線部分は実線で描いても描かなくてもいいが、線の先が顎へ向かうように線を引くと描きやすい。

顔面の中心線を描く

全体の縦の長さの半分の位置に、横に直線を引く。

[線の意味]
頭全体(頭頂部~顎先)の中心の位置には目がある。
この補助線は目を描く目安となる。

鼻を入れる

鼻の位置を三角形で描く。
鼻の長さは、顔の下半分より少し短めくらい。

[線の意味]
三角形は、顔表面の鼻の付け根部分を表わす。
この段階では鼻の高さは考慮せず、顔面上の鼻の位置をしるすのみ。

口を入れる

口の位置を横棒で描く。
口の位置は、全体の3/4より下くらいを目安にする。

[線の意味]
表情などはまだ描かないので、口の位置と幅が判ればいい。

目と眉を入れる

目の位置を四角形で、眉を棒で描く。

[線の意味]
いきなり複雑な形を描こうとすると崩れやすいため、目は位置と大きさだけ決めて入れる。
眉は目の上だが、個人差があるので目と眉の幅は好みで。

顎を描く

顎の線の位置は、顔の輪郭線と後頭部の線の真ん中くらい。

顎のエラは、口の位置と高さが同等くらい。
顎先は尖らず、本来は幅があるが個人差がある。

[線の意味]
顎をしっかりと認識するといいことがある。
・顔の形や耳の位置を把握しやすい。
・口を開けた絵を描く時にイメージしやすい。

耳を描く

耳は顎のラインに沿い、眉から鼻の間とほぼ同じ高さに位置する。

耳は顔の側面に対し起き上がっている。
その起き上がりの角度には個人差がある。

首を描く

首は両耳のすぐ下から少し斜めに出ている。

角度によって首の見え方に注意。

首については後日、別記事を描きます。
( こちらもどうぞ→ 関連記事: 頭・首・肩の繋がりと見え方 )

斜め顔ベースのできあがり

ここまで描けましたか?
バランスを取りながら描くことは、初めはうまくいかなくても当たり前です。

見本の絵では見やすいように線を一本ずつ描いていますが、見て描く時には試行錯誤して沢山の線が出るのも当たり前。
バランスが取れなくて崩れるよー!というのも当たり前なので、めげずに何度か描いてみましょう。

描いてるうちに、少しずつ自分のものになっていきます。
以前描いたものと見比べてみると成果がわかりやすいので、描いてみたものは必ず残しておくようにしましょう。

斜め顔ベースを使って、斜め顔を描こう!

斜め顔ベースが作れたら、次はさっそく顔を描いていきましょう。
好きな目を入れたり、好きな鼻の高さにしたり、好きな髪形にしてみたり、いじってみましょう。

「斜め顔ベース」をカラーペンや色鉛筆で描いておくと、消しゴムを使ってもベースの線が残るので練習時にはおすすめです。
納得のいくまで書き直しが出来るし、いくらいじっても崩れないので、いじりがいがありますよ。

角度を変えて描いてみよう!

角度を変えて描くには、顔面の中心線をずらします。

例えば、左図のような角度にする場合

「1.2 顔面の輪郭線を描く」で輪郭線を描く時に、左側(奥側)の線と中心線との幅を狭くし、右側(手前側)の線の幅も少し狭くします。
もちろん、顔面の幅を狭くした分、耳のある顔の側面側は幅が広くなります。

手順はそのままで、少しずつ顔の幅とか角度を変えて描いてみましょう。
顔の角度が変わると、顔のパーツの見える位置や幅が変わってきます。

少しずつ顔の角度を変えて描くと、描くのが苦手な角度というものが出てきます。
悩んだら自分で鏡を見るなり、その角度の写真や映像などを探すなどして見ながら描いてみましょう。
そうすると、その角度は次回から描けるようになるし、自分で解決したことは自信にも繋がります。

角度を変えたベースが出来たら、今度は顔を肉付けして描いてみましょう。
顔のパーツの比率を変えるなどしてみても面白いですよ。

目を大きくして鼻を小さくして…

いきなり細かく描きだすと大変だけど、顔ベースのように顔を記号化して描くととても楽です。
顔ベースを描いてバランスを取ってから細部を描くと、失敗も減り時間短縮にもなり、描くのが楽になりますよ。

まとめ

斜め顔を描く時は…
はじめに「斜め顔のベース」を描こう!

顔はいきなり細かく描くんじゃないのです。
バランスの取りやすい単純な線で、立体を想像しながら描くのがミソ!( ミソ → コツ )

ベースを作ってから顔を描くことは、折り紙を折るときに「折り目」を付けるのと同じ。
あらかじめ折り目をつけておけば、折りやすいし、きれいに折れる。

あらかじめベースを作っておけば、顔の細部も描きやすいし、崩れずきれいに描ける。

是非何度か描いてみてくださいな。
慣れて顔ベースがさらっと描けるようになると、あっという間にバランスの取れた顔が描けるようになることでしょう。

それでは、今回はこの辺で。
お疲れさまでした^^

よいお絵かきタイムをお過ごしください。

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