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肩の構造を知っておくと、イラストを描くときに理解しやすい

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肩を知るTop画像

Top画像:肩の構造~後ろ向き

肩回りって具体的にどうなってんのー?
と思うなら、

肩の構造をだいたい知っておくことで、
何かを見ながら描くなどをするときにも
イメージがしやすくなります。

 

イラストで人物(キャラクター)を
描くときには、肩回りも大事な
イメージ作りのひとつですよね。

肩回りの大きさ・厚み・姿勢などの
描き方ひとつで、
キャラクターの印象は大きく変わります。

 

そんな「肩」ですが…

人を見て描こうとしても、
「いったい、どうなってるの??」と
感じることも多いはず。

 

イラストに描けるようになるためには、
まずその中身(構造)を「知ること」が大切。

今回は肩回りの構造を簡単に
見ていくことにしましょう。

肩の骨はどうなっているの?

肩ってけっこう複雑に見えるんですよね。

しかし実際に肩を構成している骨って、
実は2つしかないのですよ。

骨の数は少ないのに、動きは多様で複雑。

 

肩は多くの靭帯や筋肉が関与しているけれど
ここではすべて割愛!

ややこしいんでね…(^_^;)ゞ

 

手っ取り早く把握するには、
まず土台となる骨から入っていきます。

てことで、肩の骨を見てみましょう。

【図1-1: 横、前から見た肩の骨】

横、前から見た肩の骨

図1-1:横、前から見た肩の骨

肩を構成している骨は主に2つ。

  • 鎖骨(さこつ)
  • 肩甲骨(けんこうこつ)

鎖骨は、胸骨と肩甲骨との橋渡し。
胸骨~鎖骨~肩甲骨で繋がる。

【図1-2:後ろから見た肩の骨】

後ろから見た肩の骨

図1-2:後ろから見た肩の骨

肩甲骨は背中側にあり。
肋骨に乗っかっている。

また、肩甲骨は、
腕の骨である「上腕骨」に接続しています。

【図1-3:上から見た肩の骨】

上から見た肩の骨

図1-3:上から見た肩の骨

真上から見てみると、
鎖骨と肩甲骨が、首をはさんで
ぐるりと囲んでいる形になっている。

【図1-4:上から見た肩の骨~おまけ】

上から見た肩の骨~おまけ

図1-4:上から見た肩の骨~おまけ

頭を乗せるとこんな感じ。

だいたいこんな感じだよ~という
雰囲気がわかればいいでしょう。

細かい部分にこだわる必要はないのです。

骨は筋肉に覆われ皮膚に覆われ…

 

まぁ、骨の外側は、筋やら筋肉やらが
何重にもあるわけなので、
詳細に理解する必要もないかなと。

なのでだいたいの位置と形を知っておく
だけでいいでしょう。

 

だいたいの形状を知っておくだけでも、
イラストを描くときにとても役立ちます。

形が大きく歪むことが避けられるし、
ポーズを付けるときにも変な形には
なりづらいかなと思います。

肩の構造を簡単なイラストにする

肩の骨がどんなふうになっているのか、
なんとなくわかったと思います。

では次に、イラストを描くためには
どうするのか?ですね。

 

キャラクターイラストを描く時には
まず下描きをします。

下描きの方法は人それぞれですが、
細かい骨の形などを気にしていると
疲れてしまいます。

 

そこで身体のパーツの位置を把握しつつ
下描きをすませるために、

「自分なりに簡単に図形化する」
ということをしてみましょう。

さて、先程の骨の図を単純化してみます。

 

【図2-1:肩の構造~単純化した図前】

肩の構造~単純化した図前

図2-1:肩の構造~単純化した図前

【図2-2:肩の構造~単純化した図後ろ】

肩の構造~単純化した図後ろ

図2-2:肩の構造~単純化した図後ろ

首の骨(頚椎)も肋骨も、
ひとつの塊としてとらえる。

そこに鎖骨と肩甲骨が乗っかっている。

肩甲骨は特に複雑な形状をしていますが、
細かいことを気にせずに
単純な形として見てみましょう。

鎖骨(青色)と肩甲骨(縁色)の
位置と形を、だいたいでいいので
覚えましょう。

頭(頭蓋骨)とかも
簡単に形を描いておけばいいですよ。

 

絵を描くことって、
だいたいの形が取れるようになれば
上手く描けるようになっていきます。

身体の外から見える鎖骨と肩甲骨

普通に人物を描くときには、
骨ではなく、皮膚の外側の状態を捉えて
描きますよね。

外見でわかる肩周りの骨も、
鎖骨と肩甲骨。

その他は筋肉が浮き出て見えるのです。

外見から骨はどのように影響して見えるのか
図にしてみました。

【図3-1:身体の中の鎖骨と肩甲骨~前・横】

身体の中の鎖骨と肩甲骨~前・横

図3-1:身体の中の鎖骨と肩甲骨~前・横

【図3-2:身体の中の鎖骨と肩甲骨~後ろ】

身体の中の鎖骨と肩甲骨~後ろ

図3-2:身体の中の鎖骨と肩甲骨~後ろ

 

鎖骨と肩甲骨は外から見て取れる。
(皮膚表面に浮かび上がる)

骨や筋肉の位置、形などを知っておくと、
イラストを描く時に、身体のどのあたりに
線を入れるとそれらしく見えるのか、
ということがわかるようになります。

 

ま、ここでは筋肉を割愛していますけど…
そのうちやります^^;

 

鎖骨は自分でも鏡で見ることができるので
確認しやすい部分ですが、

肩甲骨はなかなかそうもいかないですよね。

 

映画やドラマ、写真などで見る機会があれば
じっくりと観察してみましょう。

…生身の人を見るときには
ガン見しないよう気を付けましょうね~^^;
(不審者認定されてしまいます)

 

肩回りは立体的に考えるのが難しい
と感じますが…。

胸骨からの鎖骨と肩甲骨、
そして上腕骨とのつながりが理解できると
イメージがしやすくなります。

今すぐにイメージできなくても当然なので、
焦らずじっくりと把握して行きましょう^^

まとめ

肩まわりを描くためには…

  • 肩まわりの構造を知ること
  • 自分なりに単純化、図形化してみること
  • 構造を理解してイメージしてみること

肩の骨は「鎖骨」と「肩甲骨」

このつながりを知ると
肩回りを描くのがずっと楽になります。

 

基本的にイラストを描く上では
すべての骨や筋肉を知る必要はないのです。

描くために必要な部分というのは
人によって違うと思いますが、

「自分がどんなイラストを描きたいのか」
というところに関わります。

 

誰でも知っておくといい部分はというと、
大まかな骨格と肌の表面に近い部分の筋肉。

初めに骨から知っておくといいのは、
骨は身体の土台であるし、

骨の形がわかっていれば、
極端におかしな絵にはならない
というところですね。

そして、より理解が深まりやすいのです。

 

それでは今回もおつかれさまでした。

楽しいお絵かきライフを
お過ごしくださいな~^^

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