イラストで腕を描くときは手の向きと肘の見え方に注目せよ!

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>> イラスト描き方講座

 

腕は骨のしくみの特徴を掴んでおくと、”らしく”描けるようになる!


腕を描くときには何を知っておくといいでしょう。

腕の長さ?

腕の太さ?

腕の筋肉?

 

もちろん、これらを知っているといいでしょう。

しかしこれらだけを知って描いてみても、なんだかぎこちない腕になってしまいそうです。

では何が必要かというと…

 

すでにいくつかの記事を読んでくださっている場合には、もういい加減このやりとりに飽きたことでしょう(笑)

なにかのイラストを描くときには、そのものの構造や仕組みを知っていることがとても役に立ちます。

腕についてももちろん、構造を知ることが大事です。

 

人の構造(骨格、関節の仕組み、筋肉など)を知っていると、描くときに悩まなくて済みますし、”らしく”描くことが出来るようになります。

 

てことで、今回も骨の構造から見ていきましょう。

(いつものように、筋肉はまた別でやります)

 

 

〈〈 もくじ 〉〉

1. 腕の骨の構造はこんな感じ

2. 腕の骨ってうまく出来ているんです!

3. 構造を知って描くだけで、印象が変わる!

 

 

1. 腕の骨の構造はこんな感じ


まずは全身の骨格から見た腕の骨。

人の腕は上図のように、肩甲骨からぶらんとぶら下がっております。

長さはだいたい見た目でこんな感じ。

人によっても、多少の長い短いがありますので、あまり厳密に考えなくても大丈夫。

 

次に、腕の骨を見てみましょう。

肩から肘、肘から手首までの繋がり。

肩から肘は一本の骨「上腕骨」があり、肘から手首までは二本の骨「橈骨(とうこつ)」と「尺骨(しゃっこつ)」があります。

「橈骨」が親指側に繋がり、「尺骨」が小指側に繋がっています。

一般的に「肘」と認識されている、腕を曲げたときに突き出る肘の尖った骨は、「尺骨」の一部です。

 

 

2. 腕ってうまく出来ているんです!


腕は手に繋がっていて、けっこう自由自在に動かすことができますね。

それは腕の骨と関節がうまく出来ているからなんです。

 

腕の骨の構造で注目するのは「肘関節」

腕を曲げたときに突き出る肘の骨は、見た目でもわかりやすく、触ってみてもよくわかりますよね。

この突き出た部分を「肘頭(ちゅうとう)」といいますが、腕を曲げているイラストを描くときにはしっかりと描きたい部分ですね。

 

肘関節の構造

腕を描くとき、関節についてなにも考えずに描いてしまうと、不自然な腕になってしまいがちです。

腕は単純に真っ直ぐにはなっておらず、関節のしくみにより、手の向きによってその見え方が変わります。

 

基本的なポーズとして、立っているときに真っ直ぐに手を下げている場合の例を描いてみました。

どれも同じように手を下げていますが、明らかに違うのは手の向いている方向です。

そしてこの何気ない「手を下げている」だけのポーズでも、腕の見た目の状態に違いがあります。

 

上図左は、身体に対して掌を正面に向けている状態ですが、このとき「腕は真っ直ぐにしているが構造によって自然と角度が付く状態」なのです。

逆に上図右のように、掌を後方に向けると、腕の見た目はほぼ真っ直ぐに見えます。

 

もちろん、背面から見ても同様です。

〈上図左〉身体に対して掌を正面に向けている場合には、二本の骨はほぼ平行していますが、腕の見た目には角度が付いている。

〈上図真ん中〉左の図から手を回すと、二本の骨がクロスしていきます。また、腕の見た目も多少の角度は付いています。

〈上図右〉身体に対して掌を後方に向けた場合には、二本の骨は完全にクロスした状態になり、腕の見た目はほぼ真っ直ぐになります。

 

手首を回すという動作は、実は前腕の二本の骨をクロスして動かしているわけです。

(手首を360度回せない理由はここにあります^^)

 

何気なく立っていて、腕を動かしていない(自然体の)ときの手の向きは、たいがい上図の真ん中か右側の状態だと思います。

では、掌を正面に向けている状態って描くことがあるのか?というと…

イラストで立ち姿のまま描くことはなくても、この「自然に曲がっている状態の腕」を描くことはよくあります。

 

 

 

3. 構造を知って描くだけで、印象が変わる!?


先程の、「自然に曲がっている状態の腕」を描くときはけっこうあります。

例として、腕の自然な曲がりが出るポーズで、あえて腕を真っ直ぐに描いてみました。

 

如何でしょうか…

自分で描いてはみたものの、画風と思えばそれでいい感じもします。

 

では次に、腕の自然な曲がりを入れて描いてみました。

如何でしょうか。

このイラストではそんなに印象まで変わらないかもですが…f(*_*;)

比べてみると、こちらのほうが自然に見えるとは思います。

 

しかしイラストは全て自然に忠実に描く必要はないので、どちらが良いとか悪いとかはありません。

描きたいものの構造は知識として知っておくと、イラストを描く上で役立ってくれることが多々あります。

好みにより、画風により、そのときに合わせて描き分けたりと、イラストの幅も広がります。

 

 

まとめ


イラストで腕を”腕らしく”描くためには…

身体の向きと手が向いている方向とで、肘の見えかたが違うことを意識してみよう。

 

腕に限らずですが、描きたい対象の構造・仕組みを知った上で描いてみて、ノーミソ(イメージ)と手に覚え込ませる。

すると、イラストを描くたびにどう描いたらいいのか迷ったり悩んだりすることが少なくなります。

そうなれると最強~^^

 

そうして描いているうちに、イラストのできあがりの印象は変わるし、説得力が増す、ということもあります。

説得力が増す、というのは、リアル感だったり…存在感だったり… そんなものかな。

 

人体は高度で柔軟で、複雑で難しい。

だから少しずつでも身体の仕組みを知って描いていくと、お絵かきも上達して更に楽しくなるのではないでしょうか。

 

腕の話からちょいと脱線してしまいましたが、今回はこの辺で。

 

楽しいお絵かきライフをおすごしくださいな^^

 

>> イラスト描き方講座〈もくじ〉

 

 

 

 

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