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横顔のイラストの描き方。初心者でも簡単に手順を追うだけ。

この記事を読むのに必要な時間は約 18 分です。

初心者さん向け横顔の描き方、表紙。

曲線がむずかしい初心者さん向けの横顔の描き方で描く、横顔の土台。

人の横顔も、顔のパーツの位置がわかればそんなに複雑じゃない!

「人の横顔を描きたい」
その気持ち、よくわかります。

何を隠そう、私は横顔大好き人間。

横顔をいかに美しく描くか。
そんなことをよく考えて描いていました。

初心者さんは横顔が複雑に感じるでしょう。

その理由は…
・目の位置や形がよくわからない
・鼻と口の凹凸(おうとつ)がむずかしい
・耳の位置がうまくいかない
・全体が複雑
・どうしても崩れる
・曲線がうまく引けない

などなど、こんなところでしょうか。

しかし心配ご無用。

・目鼻や口、耳などの顔のパーツは、基本の位置がわかれば簡単。
・一部分ずつ描かず、全体を見て描くとバランスが取れる。
・複雑な形の曲線は、一度にではなく、少しずつ描いてみる。

これらのちょっとしたことで、横顔は描きやすくなるのです。

描き慣れてくるときっと、正面顔より簡単だなぁと思えますよ^^

それでは具体的に描いていくことにしましょう。
ひとつずつ順番に、ゆっくりとね~。

それでは、はじめていきますよ!

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横顔イラストを描くにあたり

まずは道具をそろえましょう。
家にあるものでいいですよ。

使う道具:方眼用紙、鉛筆、消しゴム、色鉛筆

ここではまず、横顔の土台作りをしていきます。
土台作りというのは、基本の形を作るということ。

いろいろなキャラクターを描くにしても、まずは基本の形を知ることが大事。

その理由から、横顔の基本となる土台作りをしていきます。

〈手順〉
1. 下準備をする
2. 主線を入れていく

1は、横顔を描くための全体の大きさや位置を決めていく作業。
2では、下準備したものをもとに、横顔の主線を描いていきます。

主線を描き、出来上がった横顔の土台があれば、どんな顔にも対応できます。

ちなみに、横顔の土台とはこんなもの。
↓↓↓

わかりやすく簡単にするために、手順をひとつずつ分解しました。
なのでけっこう長くなってしまいましたが…

最終的にはこのような横顔の絵ができているはず。

疲れたら休憩を入れながら、じっくりとやってみましょう。

横顔の土台作り~下準備

初心者さんが横顔をいきなり描こうとしても、描き慣れていなければ思うようにいかないもの。
そこでこれから、形が作りやすいように下準備をしていきます。

この下準備で、横顔の線の位置が決まっていくので、一つずつ丁寧にやってみましょう。

全体の大きさを決める

まず、横顔の頭全体の大きさを決めます。


方眼用紙に、図のような長方形になるよう、線を引きます。

長方形の線は、一度につなげて書いてしまわないように。
一本ずつ引いてみましょう。
できれば定規を使わずに。

上と左右にあるメモリは書く必要はないですよ。
何マス目なのかがわかりやすいように書いておいただけです。
毎回数えるのは大変ですからね。

この図では、2マスで1メモリと数字を書いています。
実際のマス目は、タテが20マス・横が16マスです。

中心の補助線を引く

長方形に中心線を引きます。
これらの線は、横顔を描く上での位置の目安になります。

さきほど書いた長方形の中心がわかるように、タテ・ヨコの中心線を引く。

定規を使わず、フリーハンドで引いてみましょう。
これも練習のうちですよ~。

顔の輪郭の補助線を引く

顔を描くための補助線を引いていきます。
ここは横顔の輪郭の部分になるので、この曲線の引き方で顔が変わってくる。


長方形の上と下の角を、なだらかな曲線で結ぶ。
丸くなりすぎないよう、平らに近い曲線で。

鼻と口の補助線を入れる

この補助線は鼻と口の位置の目安になる。
また、耳やアゴ、首を描くときにも役立ちます。


図のように、輪郭の補助線から右へ2本の直線を入れる。

・下から3のメモリの位置
・下から2のメモリの位置

鼻の位置

次は、横顔で目立つ鼻の位置。


ここでは簡単に鼻の位置を描いておきます。

・鼻の起点…輪郭線の中心点
・鼻の終点…輪郭線上のタテ線のメモリ3の位置
・鼻の高さは適当で。

ここではまだ、具体的に鼻を描かなくていい。
直線で鼻の上と下の線を引くだけ。

鼻はこの位置に、こんなふうにあるよ~、という程度の線が引いてあればいい。

目と眉の位置と形

次に、目と眉の位置を決め、簡単な直線で描く。

■ 目の位置と形
・目の位置は、タテ線の中心、5のメモリの位置。
・目の形は、三角形をちょっと斜めにしたようなもの。
・目の大きさは、図にあるくらいの大きさで。

ここでは簡単に直線で描いておきます。

具体的な目の見え方は、また別の記事でやるのですが…
ここでは、「三角に見える」とだけ覚えておきましょう。

目の大きさについては、後からどうにでもなるのであまり考えなくてもいいですよ。

■ 眉の位置と形
眉の位置は目の上。
少し目の位置よりも前方に描く。

目と眉の距離は人それぞれ。
これもあとからどうにでもなるので、図のようにだいたいの位置で直線で描いておきましょう。

耳の位置と形

次は耳の位置と形を取る。
耳は横顔の中心。

■ 耳の位置と形
耳の長さは、眉から鼻の下の位置とだいたい同じ。
耳の幅は、タテの中心線から目と逆の方向に取る。

ここでも、具体的に耳を描かなくていい。
位置と大きさがわかればいいので、コの字で描いておきます。

耳の傾きとアゴの補助線

耳は少し傾いていて、加減は個人差によりさまざま。
耳の傾きはアゴにつながる。

この線は、耳の傾きとアゴ(エラ)の部分の補助線です。

先程の耳の上から一番下まで、少し斜めの補助線を引く。

このとき、長方形のタテ中心線と、鼻下の3マス目のヨコ線が交わる点を通ること。
これも、だいたいでいいでしょう。

下アゴの位置

次は下アゴの位置。
下アゴは少々複雑なのですが、ここでは簡単に。

下アゴは、アゴ先から耳の下あたりへつながる。
エラと呼ばれる部分ですね。

長方形のタテ中心線と、口の補助線である2マス目のヨコ線との交点。
ここへ向けて線を引く。

図でもちょっと位置はズレているのですが、だいたいその辺りでいいです。

頭の形

次は、頭全体の形を取る。

これは少々むずかしいかも。
ゆっくり何度も描き直しながらやってみましょう。

頭は丸いので、いきなり一度で描くのはむずかしいもの。
直線で何回かに分けて、目安となる位置を決めてみましょう。

・頭の前側
・頭の後ろ側
・耳の後ろ側

簡単な描いてみて、全体のバランスを見る。
バランスが変だな~と思えば、また一部分ずつ書き直してみる。

そうしてバランスがよくなるまで、描き直してみましょう。

首の位置

次は首。
首が出ている位置は、耳の穴あたりが中心だと思うといいですよ。

鼻の下と、耳の下、後頭部の終点は、だいたい一直線上に並ぶ。
これは鼻の補助線で引いた、3のマス目の横線からもわかる。

この位置が、首の後ろの始まりの位置。
首の前は、だいたいアゴの真ん中くらいでいい。

◇ 余談ですが…
後頭部と首の境目は、鼻・耳の下と同じ線上にあると書いたけど、これは見た目の話。
実際は、首の骨の始まりの位置は、耳の穴の位置と同じくらい。
特に覚えなくてもいいけど、骨は違うので念の為。

下準備の完了

以上で、下準備が終わり。
今の段階では、次の図のようになっていると思います。

これまでの作業で、すでに横顔の形になっていますよね。

次はいよいよ主線を入れていきますが…
ここいらでちょいと、休憩を入れましょ~。

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横顔の土台作り~主線入れ

さてここからは、主線を入れていきます。
先程までの下準備ですでに、ほぼ横顔の形が出来ているかと思います。

ここから主線を入れ終えると、横顔の土台の完成。

横顔の基本になるので、じっくり丁寧にやっていきましょ~。

横顔の主線を描いていく

まずは横顔の輪郭線、おでこから描いていきます。

■ おでこを描く

頭からおでこにかけて、なだらかな曲線を引く。

一度できれいに線が引けなくても当然。
何度も描き直したりしてもいいので、じっくり描いていきましょう。

■ 鼻を描く

鼻も少しなだらかな線で描く。

ここではまだ、鼻の形とか高さにこだわらなくてもいい。
補助線で描いた線をたどるようにしながら線を引きましょう。

■ 口の補助線を入れる

鼻の先から、アゴ先(長方形の下角)へかけて直線を引く。
これは口を描くための補助線。

補助線を描くことで、
・口元やアゴが描きやすい
・口が美しく収まる位置の目安となる。

■ 唇(くちびる)とアゴを描く

唇を描くときに使う補助線は2つ。

・先程の鼻先からアゴ先への補助線
・タテ線の下から2マス目のヨコの補助線


補助線を利用して描くコツ。
・鼻先からアゴ先の補助線より内側に唇が収まるように描く。
・2マス目のヨコ補助線をはさむ形で、上唇と下唇がくる。

唇からアゴにかけては、複雑な形をしています。
一度に描こうとせず、分けて描くといいでしょう。

◇ 上唇
・鼻の下から上唇の頂点。
・上唇の頂点から下へ。

◇下唇からアゴ
下唇は少し、上唇より後ろ側から線を描き始める。
・下唇の上から少し下がる。
・下唇の頂点から、線は内側へ入る。
・下唇が終わるとアゴに切り替わる。

この部分はメリハリをもたせると、うまくいく。

たくさん描いていくことによって、線が操れるようになっていきます。

■ 口を描く

上唇と下唇の境界線、口を描く。


線をまっすぐ描いてもいいし、だいたいの線でいい。
唇と口を別に描くほうが、バランスも取りやすいし描きやすい。

描き方などは個人差があります。
ですが描いていくうちに、自分の描きやすい描き方ができるようになります。

◇ おまけ:別の口元のパターン

先ほどとは、ちょっとちがう口とアゴ。
唇があまり突き出してない口元。

先程の口元のように、唇が突き出していると少々幼いように見える。
唇が突き出さず、きれいにおさまっていると、品のよさそうな顔になる…かも。

印象は人それぞれかな。
唇の好みはいろいろだし、口の形状は人によりますしね。

このあたりは、あとからどうにでもなるので参考までに。

■ 目と眉を描く

目は横から見るとだいたい三角形。
ちょっと丸みをもたせるように線を描いてみましょう。

眉はすこし山なりに。
ここでも簡単に線を引くだけでいい。

■ 耳を描く

補助線を目安に、耳をすこし傾けて描いてみましょう。

耳の傾きや形、大きさは人それぞれ。
ここでは、だいたいの形でいいですよ。

■ 後頭部を描く

おでこから後頭部、首との境目までを描く。

ここは長い曲線だけど、一度に続けて描かなくてもいいのです。
頭の形は補助線で取ってあるので、だいたいの線の道筋はわかるはず。
これを目安にして、頭の形になるように少しずつ形を描いてみましょう。

描いては消し、という感じで、徐々に形が取れればいいです。

そして最終的に線を整理して、一本の線になるように描きます。

ちなみに、絵では頭をまん丸に描きますよね。
しかし実際の頭の形は、キレイに丸い頭の人ばかりではないのです。
多少角ばっていたりする場合もあるので、まん丸にこだわらなくてもいいのです。

■ 首を描く

首は少し斜めにすっと線を引いておきます。

どんな動きをしても、首が出ている位置は変わらない。

■ 下アゴを描く

これはアゴの骨の部分。

補助線を目安にして、少し丸みをもたせるように線を引きます。

□ アゴの下と首のつながり

アゴの下には、たぷたぷっとした部分がありますよね。
図では赤で塗りつぶした三角形の部分です。

ここは省略してもいいのですが、一応ここでは描いておくことにします。
なぜなら頭を動かすイラストを描くときには、この部分の認識があるほうが理解しやすいからです。

なお、ここは頭の角度によっては見えなくなる部分。
平面で線を捉えずに、立体的に考えるようにしましょう。
いきなりはむずかしいけど、描いていくうちに慣れますよ。

■ アゴと首の境目

…ということで、顎の下と首の境目も描きます。


図のように、アゴと首の境目の線を入れておきます。

横顔の土台(ベース)が完成

これで、人の横顔の土台作りは完成!

全体のバランスは取れているでしょうか。
全体を眺めてみて、おかしな部分があれば整えましょう。

ここまでの工程は長かったと思います。

横顔を描く準備として、形を決めていったり補助線を引いたり。
それが終わってから、ようやく主線を引いてここまできました。

冒頭でも書きましたが、毎回こんな描き方は面倒くさいかも知れない。
しかし基本的な顔の比率や位置などの感覚がわかれば、安定して描けるようになります。

顔の形やパーツの位置とか、いろいろで悩まなくて済むようになるわけですよ。

そして描き慣れれば、最小限の補助線だけで描くことができるようになるし、最終的には一発描きもできるようになるのです。

好きな横顔を描いてみる

人の横顔の基本形である土台作りができれば、殆どの人型のキャラクターであれば対応できます。

試しに、この土台を使ってキャラクターを描いてみましょう。

それにはまず、土台が消えないようにする必要があります。
いづれかの方法で横顔の土台を消えにくくしましょう。

・色鉛筆で主線をなぞり、消えにくいようにする。
・薄い色のペンで主線をなぞる。

あるいは、上から重ねて描いてもいいでしょう。

・窓に土台の紙を貼り付け、上に別の紙を重ねて透かして描く。
・トレーシングペーパーを重ねて描く。

などなど、土台を下地にして描ければどんな方法でも。

横顔の土台を使って、いろいろな顔を描いてみましょう。

おまけ:横顔の土台をもとに描いたキャラクター

おまけに、私が試しに描いてみた例を貼っておきます。

横顔の土台を使って、子供から大人まで、男女ともに描くことが出来ます。

〈男の子〉
ほぼ土台の位置通り。目は少し大きくし、鼻は少し上向きにしました。

〈女の子〉
目を大きくし、首が少し細い。他の比率は同じ。

〈ちょっとリアル風な顔の男性〉
ほぼ土台と同じ。喉仏を出しました。

〈ちょっとリアル風な顔の女性〉
ほぼ土台と同じ。

〈女の人〉
アゴと耳は少し小さめ、目はツリ目に。あとは全く土台の位置通り。

〈男の人〉
鼻の幅や長さなどが少し違い、首が太いが顔の比率的には同じ。

このように、横顔の土台を使っていろいろなタイプの顔を描くことが出来ます。
顔の比率はだいたい皆同じということですね。

ただ、かなりのお年寄りの場合には変わってくるので、これはまた別の記事にて。

まとめ

横顔を簡単に描くには…
・頭の大きさを決めよう
・目鼻や耳、首の位置など、顔のパーツの位置を把握しよう
・補助線を使うなどして、大体の位置を決めてから線を引こう

頭で考えるよりはまず、今回の「横顔の土台」を作る手順を何度かやってみましょう。
何度か描いて慣れていくうちに、位置や感覚がわかってきますよ。

横顔は手順が多いので初めは大変かもしれない。
けれど、慣れたらずっと描きやすくなるのです。

それでは、ここまでおつきあいくださって有り難うございます。

楽しいお絵かきタイムを~^^

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