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口の描き方のコツは、単純化して顔の角度と立体感を考える。

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

口の描き方、表題。

口の描き方を簡単にする記事の表題。

口を描くときにはいろいろな描き方がありますよね。

そもそも口は、なかなか単純とは言えない複雑な構造をしています。

  • 口の外側…唇の形状と動き
  • 口の中…内側の歯や舌が見える
  • 顔の角度で口の見え方が変わる

口をリアルに描く場合、口の内外の形状などを把握しないと描けない。
デフォルメ化する場合も、ある程度の理解をして描いたほうが口らしい口になる。

しかし複雑な口の構造・形状を理解したからといって、すぐに描けるというわけでもないでしょう。

複雑だと描きにくい。

だからといって単調な描き方だけをしていると、キャラクターの感情表現が自由にできない。
なぜなら口は、人物の表情・感情を現すのに必要なものなのですから。

ものごとは複雑ならば、まずは簡単にしましょう。
そして基本的なことを押さえる。

その上で口を形作って、好きな画風で描けばいい。
描いていくうちに、口を自在に描けるようになるでしょう。

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口の描き方

口を描くには簡単な図形から描いていきます。

その前にまず、顔全体を見て口の位置を決めておきましょう。

閉じた口の描き方~簡単な口

口は鼻の下に位置し、左右の真ん中にある。

顔の角度が変わると、口の位置もずれますよね。

口を描くには、頭全体の向きや角度に合うように描くのが大事。
頭全体のバランスを見ながら、口の位置を決めるのです。

ではまず、描きたい向きの顔を描きましょう。

顔を描く

口のない顔

口のない状態の顔の図

この挿絵では例として、横顔・斜め・少し斜め向きの顔を描きました。
どんな角度でもいいのですが、これから口を描くために好きな角度の顔を一つ描いておきましょう。

そして挿絵のように、顔を左右に分ける中央の線(赤線)も引いておきます。

顔の角度によって、中央の位置はずれていく。
中央の位置はどこなのかを確認しておかないと、微妙な顔になってしまいますからね。

用意ができたら、次へ進みましょう。

口の位置を決める

次は口の位置を決めます。

ここで言う口とは、口が開く(割れる)位置。

口の位置の補助線

口の位置に補助線を引く

口がある位置は、鼻の下から顎までの長さの半分より鼻寄り。
だいたいこのへんかなという位置に線を引きます。(赤の横線)

口角の位置を決める

次は口角の位置を決めます。
口角とは、口の端。
さきほど引いた赤い横線上の、どこからどこまでが口なのかを決めます。

口の位置の図

口の位置を決めた図

顔の中央線から、左右に均等に幅を決めます。
ただし、顔の向きによってパースがかかり、奥行きと手前とで長さが変わるので注意しましょう。

これで、口の位置と幅が決まりました。

閉じた口を簡単に描く場合には、この図で充分。
しかし少しリアルに描く場合には、少々物足りない。

その場合はもう少し手を加えることで描きやすくなるので、次から続いて紹介します。

閉じた口の描き方~リアルな口

ここからは、リアルな口を描く場合にも対応出来るように、口の立体を把握していきます。

顔の表面の凹凸を確認

顔の中央線をすでに引いているのですが、これでは足りないのでもう一つの中央線を引いていきます。

この線は、顔の表面の凹凸を確認するのに役立ちます。

顔の中央線

顔中央の表面の立体を確認する

縦の青線に注目。
顔を左右に分断する、この中央線(青線)を引きます。
これは、顔の表面を通る線。

おでこから鼻筋(はなすじ)を通り、口元、顎までの線を引きます。
唇の凹凸も描きましょう。
横顔を描くときの感覚と似ています。

顔の向きが横顔に近い角度ならば、横顔より少し浅い凹凸の線になり、
正面顔に近い角度ならば、殆ど凹凸のない、なだらかな線になります。

この線は、顔の立体を考えないと引けないもの。
顔を描き慣れていない場合はちょっとむずかしいかもしれないけれど、描いてみましょう。
そしてこの方法を用いると、口の形状を把握しやすいし、立体的に描きやすくなるのです。

閉じた口の形を描く

口の上下に唇の形を描きます。

唇の位置

唇の位置を示す線

口が割れる線の位置を軸として、上下に唇の厚みを描いていく。
これは簡単な線で描きます。
六角形で形作ってもいいし、丸みを帯びた線で描いてもいいでしょう。

好みの唇の厚さで描きます。

これでほぼ、唇の形もできあがり。

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口(唇)を描く

さきほど描いた形をベースにして、好きな画風で唇を描いていきます。

閉じた唇の例

閉じた唇を描いた例

色を付けてみました。

閉じた唇の例、完成

閉じた唇の例、色付き。

閉じた口ができましたね。

例では少しだけリアルめに描いていますが、口の描き方は自由。
もっとリアルにしてもいいし、単純に描いてもいい。

どんな描き方がいいのかというのは人それぞれなので、自分で試して描いてみましょう。

開いた口の描き方

次は、開いた口の場合。
これも基本は、閉じた口の場合と似たような流れで描いていきます。

ただし閉じた口と違って少々描きにくいものです。

大きく開いた口は、

  • 下顎(あご)の位置が下がる
  • 口が開くと唇が伸びる
  • 口角の位置も引っ張られて少し下がる
  • 口の中が見える

閉じた口と比べると、違う部分がいくつかありますよね。

一つずつ説明していきます。

基本となる口の位置を決めた絵を準備しましょう。

↓これね。

口の位置が決まった顔

口の位置が決まった顔の図。

開く口の大きさを決める

口の開き幅をどのくらいにするのか、四角形で決めます。

開く口の大きさ

開く口の大きさを四角で描く

開いた口の上の位置は、閉じた状態の口と同じ位置。
開いた下の位置は、開きすぎない適度な幅で描きます。
(ただし状況と画風による)

口角を決める

口角の位置を決めます。

口角の位置

口角の位置を決める

口角は、口が開いたときは少し下へさがります。
これは口が開くことによって、下へ少し引っ張られるから。

口角の位置は、口の開き幅で変わるし、顔の角度によっても違って見える。
見た感じに不自然にならない程度の位置にしておきます。

悩んでしまう場合には、どのくらいが適切か自分で鏡を見てみましょう。

口の形を簡単に描く

つぎに、簡単に口の形を描きます。

口の形を描く

開けた口の形を簡単に描く

口が開く大きさを決めた四角に合わせて、口を開けた形を簡単に描きます。
口角の位置から上に、下に。

顎(あご)の位置を修正する

口を開けば、開き幅に合わせて顎の位置が下がります。
口の開き具合とのバランスを見て、顎の位置を下げて修正しましょう。

顎の修正

開いた口に合わせて顎を修正する

上顎は動かず、下顎のみが動きます。
顎の関節(耳の近くにある)を基点として、顎先は下がるのです。

詳しくは別記事にて→「顎の構造」

顔の中央線も修正

口が開いて顎の位置が変わったので、顔の中央線も変化します。

顔の表面の輪郭に合わせて、中央の線も修正。

開いた口、顔の中央線

開いた口の顔の中央線

鼻から唇の凹凸、顎先にかけての形状を考えて線を引きましょう。

唇の形を描く

口が開いている外側、唇の形を描いていきます。

開いた口の唇の位置

開いた口の唇の位置を描く

ここでは、だいたいの厚みと範囲を決める程度に形を描いておく。

唇と口の中を描く

ここまでくれば、もうほとんど開いた口の形ができています。
あとは唇と口の中を描いていきましょう。

唇と口の中

唇と口の中を描く

口が開けば複雑になります。
それは、口の中に奥行きがあるから。

口の中も、立体を考えないとちょっと変な絵になってしまいがち。
口の中については、長くなるのでまた別記事にてやります。

今回の例では軽く口を開けた状態を描いたのですけど、このくらいの開け幅では口の中はあまり見えない。

前歯と舌が少しみえるくらいですね。
歯や舌の見え方も、角度によって変わるので注意です。

そして完成。
色を付けてみました。

開いた口の例

開いた口の例、完成。

さて、開いた口。
描いてみましたか?

口の表情は無数にあるので、今回の描き方は単なる一例でしかないもの。
ですが位置を決めたり、立体を把握して描いてゆけば、どのような表情の口も描けるようになりますよ。

まとめ

閉じた口と開いた状態の口。
閉じた口は簡単。開いた口は少々難あり。

基本は閉じた口と変わらないのですが、開いた口は複雑に見える。
複雑に見えるものは、簡単にして考えていくのがいいですよ。

口の描き方のコツは…

  • 頭(顔)全体から口の位置を決める
  • 口元の形状、立体を考える
  • 簡単な形で口の下描きをする

開いた口の場合はさらに、

  • 口が開けば顎が動く
  • 口角の位置と口の開き方
  • 口の中の見え方に注意

描くときに迷ったら、鏡を見る。
鏡を見ながら描きたい顔の角度を取り、口はどう見えるのか、口の中はどのくらい見えるのかを観察してみる。

鏡で見えない角度なら、ネットで写真を検索してもいいかも。
そうやって確認して見ることで、何かヒントが得られるはずです。

それでは、ここまでおつきあいくださり有り難うございます。

よいお絵かきライフをお過ごしくださいませ~。

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