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斜め後ろ向きの頭部をそれらしく描くための簡単方法と描き方

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

斜め後ろ向きの頭部を楽しく描いていこう!

描きやすいような描きにくいような、そんな斜め後ろ向き。

実際この記事のために、斜め後ろ向きぐるりの絵を描きましたが、なんだか楽しかったです。

そもそも斜め前向きの顔よりも、斜め後ろ向きの頭を描くのが好きです。

なぜなら…楽だから!
顔を描かなくていいから!

…(=_=;)スミマセヌ。

ただ、斜め後ろ向きというのはそれこそ、頭と耳、首の付き方などの構造を把握しながら描かないと、崩れやすいので注意です。

頭部の構造については、前回の記事で解説しているので
↓こちらをご覧下さい。

>> 後ろ頭をそれらしく描くために把握しておきたいことと描き方

(頭部の構造と、真後ろ向きの描き方の記事です。)

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斜め後ろ向きの頭を描くときの考え方

その考え方というのは、斜め向きの顔を描くときと要領は同じです。

「上から見た頭」の図を、描きたい方向に向けて描き、それを下で受けて描くというやり方です。

この方法だと、各部位がどのあたりの位置に来るのかが一目瞭然となり、とても分かり易く、描きやすいのです。

※この描き方はあくまでも目安。
位置や見え方を参考にし、あとは全体のバランスを見て整えます。
(実際にはパースが付くので、見え方は変わります。)

斜め後ろ向きの頭を描いてみよう!

前回の斜め前向きの顔の記事では、「上から見た頭」の図を省略して、「横から見た頭」をいきなり描くというやり方で解説しました。

これは、顔はある程度見慣れていて、顔のパーツの位置などは把握しやすく、描き方さえわかればなんとかなるだろうという考えからです。

しかし今回の「斜め後ろ向きの頭」の場合、主なパーツが耳と首と後頭部という、初心者さんには形が捉えにくく描きにくいものばかりだと思われます。

ですので今回は上の図のように「上から見た頭」を上に描き、これを参考に「横から見た頭」を下に描くという一連の流れをやっていきます。

このように、一つの絵から違う角度の絵を描き起こす作業は、今後立体を考えて描くということに役立ちます。

それでは、ひとつひとつ、丁寧にやっていきましょう!

使う道具:方眼用紙と鉛筆

上から見た頭を描く

これから、上から見た頭を描いていきます。

上から見た頭4

〈上から見た頭の完成図〉

「上から見た頭」は、ここではいきなり斜めに描かず、方眼用紙の目に合わせてまっすぐに描いていきます。

なぜなら、左右対称のものを方眼用紙に斜めに描くというのは、その線に惑わされて描きづらいからです。

いきなりこれを描くのもバランスを取りづらいので、次から一緒に手順を追って描いていきましょう。

この絵が描けたら、切り取って使いますよ。

上から見た頭の大きさと耳の位置を描く

ここでは、顔は下向きに描くことにします。

■ 頭全体の大きさを長方形で描く(外枠)

■ 長方形の縦面と横面の半分のところに直線を引く

■ 耳は左右の縦線の半分のところから、斜めに描く

前頭部と鼻の位置を描く

■ 前頭部を描く
顔面はほぼ平らですが、少々カーブしているので、ゆるい曲線を入れる。

■ 鼻を描く
顔面の中心部に、鼻を入れる。

上から見た状態なので、▽でいい。

全体を描く

■ 後頭部を描く
丸く膨らむ感じで描く。

■ 前頭部を描く
顔面から耳まで少々平ら気味に描く。

■ 耳も描く
…初めに描いた斜めの補助線に少し厚みを持たせる。

上から見た頭、完成

■ 余計な補助線を消す
縦と横の中心線は、あると分かりやすいので残しておこう。

これが完成したら、切り取って使います。

横から見た頭を描く

「上から見た頭」の図を方眼用紙に配置

■ 「上から見た頭」を配置
先程描いた「上から見た頭」を切り取り、これから描く方眼用紙の上あたりに、描きたい角度にぐるりと回して貼る。

初めて描く場合は、まずは図の通りにやってみましょう。

※貼った部分は方眼用紙のマス目がよじれるが、それは気にしない。
(図を参照)

※以下からは解説画が見づらくなるので、マス目のよじれはないものとして表示しますのでご了承ください。

補助線を下へ降ろす

※図の補助線は、説明を分かりやすくするために色を使っていますが、実際に描く時には鉛筆でも色鉛筆でもお好みで。

〈上図を参照〉
■ 頭部の輪郭線の位置を取る
頭部の輪郭線の両端からまっすぐに下へ線をおろす。(青線)

〈上図・右側を参照〉
■ 顔のパーツの位置を取る
耳・鼻の両端(根元と先)の位置からまっすぐに下へ線をおろす。(緑線)
目の位置は、前頭部の端から少し内側へ入るので、その辺りからまっすぐに下へ線をおろす。(赤線)

横から見た頭の補助線を入れる

〈上図を参照〉
■ 頭の大きさを長方形で描く
横幅は、頭部が見える最大幅である、青線から青線まで。
縦幅は、横幅からの比率で決める。

横幅を0.8とすると、縦は1くらいの割合でここでは描く。
(骨格によっても差はいくらかあるので、目安と考えてください。)

〈上図を参照〉
顔を描くときの補助線を引く(黒線)
■ 目と耳の位置の目安
長方形の縦半分の位置に横線を入れる。
■ 鼻と口の位置の目安
先程引いた目の位置の横線から、更に1/2、1/4の位置に横線を引く。

顔のパーツを描く


〈上図を参照〉
■ 鼻を描く
鼻の先と根元の補助線をたよりに、鼻を入れる。
■ くちびると顎先を描く
鼻先と顎を直線で結んで、その内側に唇があると美しい形になる。

※顎の位置は「上から見た頭」では見えないが、だいたい目の位置辺りと考える。

ここでは、目の位置を赤い補助線で引いたので、これを顎の位置の目安とする。
また、1/2と1/4の横線を引いたが、これは、1/2の線以内に鼻があり、1/2から1/4の線以内に口があるという目安になる。

■ 耳を入れる
耳の横幅は、耳の補助線の範囲内。
長さはだいたい眉から鼻の下あたりになる。

ここでは細かく描かず、四角で描くだけでいい。

頭と首の輪郭を描く

〈上図を参照〉
■ 頭の輪郭を描く
…ただ丸く描いてしまうのではなく、場所によって変化を付けることで、よりそれらしく見える。

☆おでこは曲線的に、おでこを過ぎた部分は少しなだらかに。
☆頭頂部から後頭部にかけては丸く、耳の後ろあたりで急激に内側に入る。

〈上図を参照〉
■ 顎を描く
耳の下から、顎の先に線を引く。
ただ耳の下から顎の先に線を引くだけではなく、線に変化を付けるとそれらしく見える。

☆下唇の下くらいで、顎の角度が変わるように描く。

■ 首を描く
…首を描くときには、両耳たぶの中心あたりから斜めに出ていると考える。

☆顎の下の表現に注意。顎先と首の間の、顎の裏(たぷたぷ)をしっかり描く。これだけでも立体感が出る。

細かく肉付けをして、完成。


〈上図を参照〉
これまで描いた状態。
これをベースに肉付けをしていく。

〈上図を参照〉
■ 眉はおでこより少し前へ出ている。
堀の深い人は、ここがもっと突出している。
■ 目は眉よりも内側へ入っている。
横顔よりももっと後ろを向いているので、この角度だとこれくらい…でしょうか。
■ 鼻と唇
後ろへ向く角度によっては、頬の肉が被さって見えなくなる。
頬にお肉が付いている場合には、この角度でも鼻と唇の境目や口の端は見えないかも。

■ 耳
斜めに付いている上、この角度では1番手前に見えるので立体的に描くといいが、慣れないうちは、横幅を狭く描いているだけでもそれらしく見える。

顔の見え方は複雑なので、慣れないうちは、だいたいの位置と形が描ければOK!
そして角度により、人により、見え方が少しずつ違うので日頃から観察してみましょう。(※怪しまれないように注意ね!)

さて、描けましたでしょうか…。

今回はひと手間多いので、まねして描くのも大変だったと思います。

ほんとうにおつかれさまです!よくがんばりました!

うまく描けないと思ったり、なんとか描いたけどよく分からなかった!と言う場合でも、それでいいと思います。
描くことは、なにかしら身になるので、どんどん描きましょう。
(…って、私が言うかぁー?って感じですが^^;)

描くことを積み重ねることにより、手が、目が、感覚を覚えていくので、考えながら描けば描くほど、上達します。

今回の斜め後ろ頭も、一方向だけでなく、角度を変えて描いてみるといいですよ。

描き慣れて、イメージが掴めるようになったら、「上から見た頭」を描かずに、いきなり「横から見た頭」を描いてみましょう。

沢山描いてるうちに、斜め後ろ向きの頭を描くのが楽しくなってきますよ~。
(私だけか?)

おまけ:様々な斜め後ろ頭

私なりに、いろいろな斜め後ろ向きの頭を描いてみました。

これが正解というわけではなく、人それぞれの骨格の違いで、肉付きの違いで、頬と鼻や口の見え方も違ってきます。

耳の形も角度も人それぞれ。後頭部の大きさも、人種により人により、絵柄によりキャラクターにより大きさは異なり、形も様々です。

ぜひ、写真でも映像でも、家族・友人でもいいので、観察して描いてみてください。

斜め後ろ頭1
斜め後ろ頭2
斜め後ろ頭3
斜め後ろ頭6

これらは、「上から見た頭」を描く手順を追わずに描いています。

なかには、あれ?っていうのがある…かも…?

…それらしく見えればいいということでご了承くださりませ…^^;

まとめ。

斜め後ろ向きの頭部をそれらしく描くためには…

  • 頭と耳、首の付き方などの構造を把握すること。
  • 各パーツの位置関係がわからなくなったら、「上から見た頭」の絵を描き、「横から見た頭」の絵を起こす。
  • 人によってもちょっとずつ違うので、人を観察してみること。

今回描いてみて、頭の各パーツの位置関係や形がなんとなくでも把握できたら、写真などを見て構造を意識しながら描いてみましょう。

髪の毛で見えなくても、髪の間から見える耳や首が、どうつながっているのかを想定しながら描くんですよ~。

今回も長くなりましたが、最後までお付き合いくださって有難うございます。

ではでは。楽しいお絵かきライフを。

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