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手の描き方の前に動きの形・パターンを知っておくと悩まない

この記事を読むのに必要な時間は約 13 分です。

手を自在に描くための近道!それは、動きを理解して形のパターンを知ること!

ということで、手についての2回目は、手の動きについて。

手はさまざまな動きをするため、とても複雑に見えますよね。
しかし複雑に思える手の動きも、分解していくと、わかりやすくなります。

1. 手の構造を知る
(前回の記事を参照→ イラストで手を楽しく描くコツは、手を知って見慣れること )
手が実際にどんな構造、形になっているかを知ることで、手を理解しやすくする。

2. 手(各関節)の動き方を知る ← 今回ここね。
手の動き方、形のパターンを知って手をイメージしやすくする。

3. 手の描き方を知る (次回やりますよ。)
手を描くときにはどうすればいいのか、いくつかの描き方をやってみる。

手の構造と基本的な動きがわかれば、あとは描きたい手のイメージを紙の上で具体化するだけなのです。

※簡単そうに言ったけど、イメージを紙上に描くことはある程度慣れることが必要です…が、やっているうちに楽しくなりますよ。

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手のよく動く部分を確認しよう

手の動きを見る前に、よく動く部分(関節)を確認しておこう。
よく動く関節の位置をしっかり知っておくと、手を描くときに「あれ?」なんてことになりにくいです。

上図と実物(自分の手)を見比べ、手を動かして確認してみると、より理解が深まります。

手の動きをひとつずつ見てみよう

これから次の順に、手の動きをひとつずつ整理しながら見ていくことにします。

・手(指)を真っ直ぐに伸ばす
・四指(人差し指・中指・薬指・小指)の関節を順番にまげる
・親指をまげる
・五指(四指と親指)をすぼめる

それぞれ挿絵図を用意しています。

図の手のモデルは、前回同様に私の手なので、あなたの手とは似ているかも知れないし、似ていないかも知れません。
しかし基本的な特徴はそれほど変わらないはず。

手の厚みや指の長さ、指の太さなどは個人差があります。

実際にイラストを描くときには、男女の差や、キャラクターによって描き分ける、ということがありますが、今は置いといて。
ここではまず、挿絵図と自分の手を照らし合わせて観察し、手の特徴を捉えましょう。

手(指)を伸ばす

まず、全ての指をくっつけて伸ばしてみましょう。
手を描くのが一番楽なのは、この状態でしょうか。

図には描いていない、手の形の特徴。

手を横側から見ると、掌(手のひら)部分は厚く、指先へ行くほど細くなっています。
手の甲や手のひら側を見ると、手首は細く、指の付け根の関節部分は幅広く、指先へ行くほど幅が狭くなっており、しずく型をしています。

ほかの主な特徴については、だいたい図に書いているので、よく見てね。

そのほかにも何か特徴を見つけられたら、それはあなたの力になります。
絵を描くってことは、観察することで身になることも多いので、描きたい対象はよく観察しましょう。

四指の関節を順番にまげる

ここでは「人差し指・中指・薬指・小指」の関節を一緒に、順番にまげて見てみます。

2.2.1 付け根をまげる
2.2.2 次の関節もまげる
2.2.3 指先の関節もまげる

※親指はあえて動かずの直立不動状態で描いています。

付け根をまげる

四指(人差し指・中指・薬指・小指)の付け根の関節は「中手指節関節」といいます。
関節の名称を覚える必要は全くないのですが、詳しく知りたい方はこの名前でネット検索してみるといいでしょう。

指の付け根の関節は、その見た目により「指の股」部分が関節だと勘違いしやすいので注意が必要です。
実際は「指の股」部分より「手のひら」側に埋もれています。
「あれ?」って思ったら、「1.手のよく動く部分を確認しよう」の挿絵図を確認しましょう。

下図は、指の付け根の関節を曲げた状態。

イラストで手を描くときにはあまり描くことのない不自然なポーズなのですが(笑)
ここでは、指の付け根の関節を曲げたらどう見えるのか、を知っておきましょう。

しつこいようですが、指の付け根の関節は、手の中に埋もれているのでわかりにくく、イメージしにくい部分です。
自分の手指を動かしながら、よく観察してみましょう。

次の関節もまげる

指の付け根の関節と、次の関節も曲げてみましょう。
この関節は「近位指節間関節」といいます。参考まで。

この手のポーズは、誰もが時々はやるのではないでしょうか。
思いつくのは…爪を見る時かな。

指を曲げると、指の長さがそれぞれ違うので、関節の見える位置が違ってきますね。
指を曲げている絵を描くのが難しいと思うのは、この段差によって複雑だと見えるからでしょう。

しかし手をよく観察してみると、その構造から見え方のパターンがあります。
それらを知ってしまえば、なーんだ、ってな感じに思えてきますよ。

手指の大きさ・長さ、指の並び方や動きの方向性を知ることで手を描くことが楽しくなります。
挿絵図と自分の手をよく照らし合わせて、そのパターンを知ってしまいましょう。

指先の関節もまげる(3番目)

次は指先に近い関節もまげてしまいましょう。
この関節は、「遠位指節間関節」といいます。参考まで。

この形はそのままグーのポーズですね。

指の長さの違いによって、指を曲げたときの関節の位置は多少違うかもしれません。
ネイルをしている方などは、挿絵図ほど手を握り込んだグーは出来ないかも知れないですし。
それぞれの指の状態によっても見え方は変わってきます。

イラストを描くときにも、キャラクターの設定によって手の描き方を変えてみるなどすると楽しいですよ。
人により体格により手の大きさ、太さはは違う。

ひととなり、性格によっても手の使い方は違うし、その場の状況によっても変わります。
人に会うとき、映像を見るとき、人の手の動きや仕草を注意して見てみましょう。

あ、人によって手のポーズの癖なんかもありますねぇ。

手は当の本人が意識してないポーズを取っていることもあり、面白いですよ。

親指をまげる

では次に、親指だけを見てましょう。

親指の関節の名称は根元→指先の順に、「手根中手関節」→「中手指節間関節」→「指節間関節」といいます。
他の四指とはちょっと違いますので、詳しく知りたい方はググってね~。

親指は他の四指とは違う動きをすることに注目!
物を持ったり掴んだりするときに大活躍なので、しっかり把握しましょー。

挿絵図に描いていなかったこと。
一番左の図、親指を手のひらの前方へ動かしたとき、図では45度くらい軽めに描いていますが、親指は人差し指に対して90度くらい開くきます。

指の稼働の限界は皆さんほぼ同じだと思いますが、稀にすごく硬いとか柔らかいとかありますね。
イラストで手を描く時には、見た目に違和感が出なければそれで構わないと思います。

ですので厳密に考える必要はありませんが、「このくらいは動く」「こんな動きが出来る」と意識的に知っていると、表現に幅が出るんじゃないでしょうか。

五指をすぼめる

次は、五本の指をすぼめてみましょう。
すると、手のひらもすぼまりますね。

挿絵図に書かなかったこと。

手をすぼめると、手のひらの幅が少し縮まります。
これは、親指が内側に入ったのが大きいのと、小指側も少し内側に入るからです。

「小指側」と書きましたが、手をすぼめるときには、指の付け根よりも深い手の内側の関節から動き、手のひらは弧を描くように内側に寄るので、幅が狭くなるように見えるのです。
…あまり考えすぎると混乱するので、自分の手をすぼめて観察してみましょう。

おまけのグーチョキパー

これまで基本的な動きを見てきましたが、おまけに「グーチョキパー」を分析してみましょう。

なぜ、ぐーちょきぱーなんだ?!

疑問に思うかもしれませんが、以前どこかで「グーチョキパーには手の要素が全て入っている」みたいなことを聞いた(読んだ?)覚えがあるのです。
たしかに、ぐーちょきぱーが描ければ、たいがいの手の動きは描けるのではないでしょうか。

挿絵図を見てみましょう。

グーチョキパーはそれぞれ形が違いますが、これまで見て観察してきた手の要素が、それぞれに入っていませんか?!
ちなみに灰色の文字で書いたことは基本というよりは応用で、こんなこともあるよーということで書いてみました。

あ、あと、「ぱー」ですが、この指の状態は一般的にこうかなー、ということで書いています。
実際は、思い切り五指を広げてみると、意外と中指は左右に動けるし、人差し指や薬指は中指側へ動ける。
なので、人の癖によっては、指がきれいに放射状ではない場合もありますし、そんな特徴をキャラクターによって描き分けてもいいかもしれません。(細かいけど…)

まぁ、臨機応変でいきましょー。

まとめ

一気に沢山描いたので、すでに最初の部分は何だっけ?になりそうなので…
おさらい!

手を自由自在に描くためには…
・手指のよく動く関節の位置を把握しよう
・手のパターン手の形・指の向かう方向・関節の並びなどを覚えよう
そして理解を深めるには、挿絵図と自分の手を照らし合わせながら、動かして観察してみよう。

手の動きの基本パターンはだいたいやったかなぁ~?!
と思いきや…「手のひらをすぼめる」の反対、「手のひらを開く(反る)」をやってないね~ヽ(^ロ^;)/
手の動きは複雑なので、その他にもまだやっていないことがあるかもしれません。

今回は手の基本の動きをわかりやすいように切り分けて見ることが目的なので、このくらいでいいかなーと思います。

挿絵図も、手を平面方向から見たものしか描いていません。
それは、多方向から見る手も描き出したらキリがないから…。

考え出すと、力を抜いたときの手、力を込めたときの手…あんな視点でこんな角度で…いろいろ出てきますが、複雑になります(笑)
気になる手の動きや形があったら、折角すぐ実物が見られるものなので、ぜひ自分の手を見つめてみましょう。

ではでは、長くなりましたが、今回はこの辺で。

よいお絵かきライフを!

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記事書き後メモ

今回は挿絵8枚…しんどかったです^^;
直接自分の手を見ながら、もしくは自分の手を写真で撮り、その写真を見ながら描いていきました。

しかし模写に疲れて途中何度かくじけ…^^;

実は挿絵8枚のうち2枚は、開き直って写真をトレース(透かしてなぞって描く)をしました。
2枚だけ他のと違うタッチなのですぐわかるかも。

トレースしてわかったのは、「らく~」ってこと(笑)

模写と比較にならないほどラクで、あっという間に描き上がる。
しかし、ちょっと気になる点もいくつか出てきましたで、また自分の手や写真を見ながら描く「模写」に戻りました。

けっこうしんどかったですけど、結果的には発見もあったので、やって良かったです。
また、私自身、手をさんざん眺め回し意識しながら描いたことにより、以前よりも手への理解が深まり、描くのがラクに楽しくなりました。

ぜひあなたも手を自在に描けるように、観察しながら描いてみてくださいね。

それでは、こんな所まで読んでいただいて、ありがとうございます。
おつかれさまでした^^

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