デジタルイラストのススメ。アナログとデジタルの違いは?

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アナログとデジタルってどちらがいいの?

アナログとデジタルの具体的な違いを知って、使い分けよう!


お絵かきを始めるにあたって必要なものといえばもちろん紙と鉛筆!

まずはそれさえあれば十分!

 

しかし一歩踏み出して、もっと気楽にお絵かきしたいな~と思ったら、デジタルでのお絵描きがおすすめ!

紙と鉛筆の方が気楽じゃ無いの?!と思うでしょうけど、違うんだなぁ~。

 

ということで今回は、そもそもデジタルってなに?アナログとの違いって何なの?ということをお話ししていきますね。

〈〈 もくじ 〉〉

1. デジタルとはなんぞや?

2. デジタルでできること。

3. デジタルとアナログの特徴を見てみよう!

4. デジタルとアナログの道具比較

まとめ

 

 

1. デジタルとはなんぞや?


「アナログイラスト」と「デジタルイラスト」と聞いて、ピンと来ない場合もあるでしょう。

まずは「アナログ」と「デジタル」、それぞれで作成したイラストを見てみましょう。

アナログとデジタルの違いがわかるでしょうか。

 

 

  答えは…

 

左3つは全てアナログ。(使用画材:市販のペン, 水彩色鉛筆:ステッドラー)

4つ目は下描きをアナログ、色塗りはデジタル。(シャープペンシル, ペイントソフト:Photoshop6)

右の3つは全て完全にデジタルイラストです。(ペイントソフト:Painter classic)

 

 

何が違うかというと、イラストを描く手法が違います。

「アナログ」は基本的に紙と鉛筆、ペンなどを使って描きますね。

「デジタル」の場合は、パソコンやタブレットでペイントソフトを起動し、お絵かき専用のペンタブレットなどを使ってイラストを描きます。(下図参照)

 

〈下図:デジタルイラストを描く環境例…ペンタブレット(ペンタブ)使用の場合〉

 

「アナログとデジタル両方」という場合には、下描きやペン入れまでは紙と鉛筆・ペンなどを用い、仕上げや色塗りなどの加工はペイントソフトを使うなどしたもの。

(ひと昔前?くらいには、デジタル絵のことを一般的にCGと言っていた気がします。)

このように、イラストを描く手法について「アナログ」とか「デジタル」とか言っているわけです。

 

 

2. デジタルで出来ること


画用紙に鉛筆や絵の具、色鉛筆などを使って絵を描いた経験は誰しもあると思います。

ですのできっと「アナログ」で絵を描くことについては想像しやすいでしょう。

 

では、「デジタル」で絵を描くって?

 

アナログの感覚からすると、デジタルで描くというのはずいぶんと感覚の違うものです。

その違いを書き出してみましょ。

 

イラストを描くときにアナログでは出来なくて、デジタルで出来ること。

  1. やり直しや修正、塗り比べが楽
  2. 用紙サイズやイラストを描いた位置を途中で変更出来る
  3. 作業時に用紙(画像)を拡大・縮小して見ながら描ける
  4. 準備と後片付けが楽

などなど…

アナログではなかなか出来ないことも、デジタルではパソコンを使うからとても楽なのです。

説明しても感覚は分りづらいかもしれないですが、例えば、アナログとデジタルで文章を書く時を考えるとわかりやすいかもしれません。

 

例:文章を書くときのアナログとデジタルの違い。

 

1. やり直しや修正が楽

アナログ文章 → 作文を原稿用紙に、鉛筆と消しゴムで書いては消し書いては消し…間に文章を追加したいから全部ずらしてまた書き直し…。

デジタル文章 → パソコンを使って文章をキーボードで入力。文章を間に足したり削ったり、文章の位置もコピー&ペーストで楽々。

 

2. 用紙サイズや書いた位置を途中で変更出来る

アナログ文章 → メモ用紙にメッセージを描いてしまったけど、長くなったから大きめの便せんに書けばよかった… 全部書き移すか…(うわーっ面倒くさい)

デジタル文章 → 文章作成ソフトを使ってB5サイズで文章を作成してしまったけど、A4サイズに直したい… 設定でサイズ変更、わずか数秒で完了!

 

3. 作業時に用紙(画像)を拡大縮小しながら描ける

アナログ文章 → 字が見えない…眼鏡~ 虫眼鏡~ あぁっ片手が塞がる。

デジタル文章 → マウス、またはキーボード操作で拡大縮小あっという間。そのまま両手を使って作業を続ける。

 

4. 準備と後片付けが楽

アナログ → 紙と鉛筆を出し、書いては消し書いては消し…手が汚れた。気づけば消しゴムのカスだらけ…。書き直して紙を何枚か無駄にした。

デジタル → パソコンで文章作成ソフトを起動。書いては消す、を繰り返して推敲した。ファイル保存して終了。

 

ここまで書いてみると、デジタルっていいことばかりに見えてしまいますね!

しかし、本当にそうでしょうか???

 

次に、デジタルとアナログがどう違うのかを見てみましょう。

 

 

3. デジタルとアナログの特徴を見てみよう!


デジタルとアナログを比較すると、利便性についてはデジタルがダントツにいいと思います。

しかし、ただそれだけではないのがミソですよね。

未だにアナログが愛される理由も沢山あるのです。

 

そこで、デジタルとアナログではどちらがどうなのかを見ていきます。

 

下表:アナログイラスト・デジタルイラスト、どっちがどうなの?!比較

 目的 アナログ デジタル

Web(インターネット)で公開するには

紙に描いたアナログイラストは、次の手順でデジタル化し、Webにアップロード。

・スキャナーを使う → 画像加工ソフトで色味などの調整をする → Webにアップ

・デジタル写真を撮る → 画像加工ソフトで色味などの調整をする → Webにアップ

※本来のイラストの雰囲気や色合いがうまく反映されないことも。

デジタルで描いたイラストは、ファイル形式を合わせ、Webにアップロード。

・ペイントソフトで描く →Webに適したファイル形式で保存 → Webにアップ

※ファイル形式は主にJPGが使われるが、他にもGIFやPNGなど、用途に合わせて変換する。

ファイル形式を変換しても、元の画像と雰囲気や色合いが変わってしまうことは少ない。

(画像形式にも要領にもよる)

イラストを描く手順

モノクロ:紙に下絵を描く → ペンなどで主線や細部を描き込む

カラー:紙に下絵を描く → 紙に直接、絵の具などを使って色を塗る

 

モノクロ:画像ファイルに下描き → 別レイヤーに主線や細部を描く

カラー:画像ファイルに下描き → 別レイヤーに色を塗る(パーツ毎にレイヤー分けできる)

※レイヤーとは…透明フィルムのイメージ。レイヤーを重ねて一枚のイラストを仕上げられる。

例えば、人・服・髪…など、パーツ毎にレイヤーを分けて描くことにより、他の部分に影響しないように描いたり修正が出来る。

 

下描き

下描きは何度でもやり直せるが、手間がかかる。

下絵を描いた位置をずらしたければ再度描き直す必要がある。

イラストの角度や大きさを修正したければ、消して再度描き直す必要がある。

描きすぎたり消しすぎると紙が傷む。

何度でもやり直せる。

下絵を描いた位置をずらしたかったら、一部分でも全体でもずらすことが出来る。

一部分のみ拡大・縮小、角度を変えたい場合でも簡単に変更ができる。(ペイントソフトによる)

1つの画像ファイルで、下描きを消さずに違うパターンの下描きをすることも出来る。

清書

手で直接紙に描くので描きやすい。

清書は別の用紙でする場合もあるが、下絵を移す手間がかかる。

やり直しがほぼ効かないので、一本一本の線を引くのに集中力と緊張感を要する。

 ペンタブレットなどの入力ツールを通してパソコン上に描くので、感覚を掴むまでは描きづらい。

清書のときには下絵を透かしながら描けるので楽。

清書でも何度もやり直しが可能なので、気楽に作業ができる。

修正(やり直し)

ペン入れの修正はホワイト液や修正液などを使って行う。

修正しすぎるとかさばって紙面がボコボコになり、とてもペン入れしづらくなる。

場合によっては全て描き直しとなることも。

(私は紙をつぎはぎして修正したことがあるよ…もうぐちゃぐちゃ)

パソコンでよくある「編集-やり直し」機能(Ctrl+Z)を使い、引き間違えた線を消せる。

(ペイントソフトによりやり直しの回数はさまざま)

どの段階であっても失敗した部分だけ消して描き直しが可能。

※もちろん、やり直しが効かない失敗などもあり。

色塗り

やり直しがきかない。

失敗すればそこで終わるか、上乗せ出来る画材に頼るか。

その緊張感はなんとも言えない…。

気軽に試し塗りやりたい放題。失敗しても何度でもやり直し可能。

塗りすぎても薄くできるし、はみ出しても消せる。

主線に響かず、他所に影響も出さずに修正ができる。(もちろんペイントソフトにもよる)

※修正が限りなく出来るので、自分できりを付けないと終わらない。

仕上がり

自分の能力が問われる。力量がもろに出る。

紙やペンなどの独特の雰囲気が出る。

予測できない効果や風合いが出ることも。

達成感はデジタルよりある気がする。(※個人の感想です)

ペイントソフトが技術を補ってくれる面があるので、力量以上の見栄えがする場合も。

それも含めてペイントソフトを扱う技術だと言えばそうだとも思う。

(現在のペイントソフトってすごいです。驚いた。)

描いているときの感覚

痒いところに手が届く(わかりにくい表現ですが…)

「描く感覚」というのは、アナログに勝るものなし!(※個人の感想です)

線を引くのが大好きな場合は、アナログの感覚が1番快感(※個人の…以下略)

描く・消すがとても楽。便利で気楽に描ける。

しかしリアリティやフィット感…臨場感というと…アナログに勝るものなしと思う。

(※あくまでも個人の感想です)

導入のハードル

低い。紙と鉛筆から始められる。

色塗りは某100円均一のセット色鉛筆でも出来る。

画材は消耗品なので、高い画材を使う場合は懐が痛い。

特殊な画材は知識や経験も要るが、デジタルソフトと比べて情報は少ないと思うので、そのぶんハードルは高いのかな。

パソコンを持っていれば、数千円のペンタブレット購入で始められる。

紙と鉛筆に比べれば高価だが、一度導入してしまえば、半永久的に使える。

ペイントソフトを使えば、複数の描き方・塗り方が出来るので、専門的な画材を複数セット買う場合と金額的な差はないのかも。むしろ絵の具が無くなることがないので長期的に見ると安い。

ペイントソフトを使ったテクニックやノウハウは、ネット上で紹介されていることも多い。

※もちろん、ペンタブレットが無くてもマウスでだって描ける。(けっこうきつい)

デジタルとアナログの比較、いかがでしょうか?

私の独断と偏見に満ちた比較表でしたが、イメージは掴めそうでしょうか。

まぁ、イチお絵かき人の口コミだと思ってくださいな。

 

 

 

4. デジタルとアナログの道具比較


絵を描く道具を選ぶとき、何を基準に選ぶのかは人それぞれ。

使う目的や用途、使い勝手などを調べてみるなどし、気に入ったものや使ってみたいものから選ぶといいでしょう。

 

次の表は、一般的に使われる道具を纏めてみました。

  道 具

作業工程

アナログ

デジタル

下描き

紙類:画用紙、ケント紙など

描く:鉛筆、シャープペンシル、色鉛筆など

消す:消しゴム、ねりけし

作業土台:パソコン

描く道具:ペイントソフト(無償・有償)

描くための入力道具:ペンタブレット または 液晶タブレット

 

(関連記事: デジタルイラストを始めたい!初心者向けペンタブの選び方 )

 

〈下図:デジタルイラストを描く環境例…ペンタブレット使用の場合〉

清書

鉛筆・色鉛筆など

漬けペン

  • ペン軸
  • ペン先:丸ペン、さじペン、スクールペン、Gペンなど (※消耗品です)
  • インク
  • ガラスペン

市販のペン

筆ペン

修正(やり直し)

修正用ホワイト、修正液 など

色塗り

色鉛筆、水彩色鉛筆、パステル、クレパス、クレヨン、カラーペン…

絵の具:水彩絵の具、透明水彩、ガッシュ、アクリル …など

仕上げ

定着スプレー 

各種定規、からす口、トレース台…など

デジタル入力する場合はスキャナー など

  アナログ出力(印刷)するならプリンター など

 

デジタルでイラストを描くには上記の道具があれば、下描きから仕上げまで全てがまかなえるのです。

ペイントソフトによっては、水彩風とか油絵風に描いたりと多彩な表現でイラストを描くことも出来ます。

そして描いたイラストをインターネット上で公開する場合には、デジタルはとても便利。

 

ただし、プリンターなどで紙に印刷する場合には、パソコン画面上と全く同様の色合いになるとは限らないので注意が必要です。

それは逆にアナログイラストをスキャナーでパソコン上に取り込む場合も同様なので、どちらにしてもある程度調整して折り合いを付けることになります。

 

 

まとめ


デジタルは気楽にイラストを描くのにとても適しています。

別の画像や写真などと合わせることも手軽に出来、ペイントソフトの機能も使えるので、自力以上の見栄えがするイラストが描けるのは間違いないでしょう。

 

…と、ここまで書くとデジタルの方が良さそうですが、どちらにもメリットとデメリットがありますので、デジタルが絶対というわけではありません。

 

アナログからデジタルに移行する方は多いのですが、「デジタルばかりやってたらアナログがキツくなった…」とこぼす方は多いようです。

これは、デジタルに慣れちゃってからアナログで描こうとすると、「アナログでは失敗が出来ないことへのプレッシャーを余計に感じる」ということでしょう。

そして地味に面倒だと感じるのが… 消しゴムをかけること!(笑)

 

いつでも修正出来て気楽に描けるデジタルですが、やはりアナログがいいと戻る方もいらっしゃるようです。

これは両方やってみて分ることですが、「アナログかデジタルか?」は、用途に合わせ、時と場合によって使い分ければいいと思います。

 

ちなみに私の場合は、「デジタルは楽だけど、ほんとに描きたいのはアナログイラスト」です。

しかし、デジタルで描くことによって、絵の幅は広がりましたし、アナログの時より気楽にイラストを描けるようになりました。

 

絵を描く感覚は人それぞれ。道具は自分で使ってみないことには感覚がわかりません。

デジタルをやるかやらないかはあなた次第。

もし興味を持っていただけたら、記事を書いた甲斐がありました^^

 

今回は、使用する道具の詳細までは描きませんでしたが、またいずれ書きたいと思います。

それでは長くなりましたのでこの辺で。

ここまでおつきあいくださいまして、ありがとうございます。

 

よいお絵かきタイムをお過ごしください。

 

 

>> 次はこちら→ デジタルイラストを始めたい!初心者向けペンタブの選び方

 

>> イラスト描き方講座もくじ

 

 

 

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