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ドローイング11週目、細部を描くか形を取るかという葛藤。

この記事を読むのに必要な時間は約 17 分です。

ドローイングを始めて11周間目(70日~77日)。

始めたころは時間内で形を取るのが精一杯。
慣れてくると、少し時間を伸ばしてでもリアルを求めて描き出した。

しばらくこれで突き進んでいたのだが…

今では、手早く形を取り出し描きたい!というところに来た。

ドローイングで何を求めるのかというのは人によると思う。
自分がどう描きたいのか。
何を描きたいのか。
どうありたいのか。

毎日毎日書いているうちに、
あれでもない、これでもないと思考する。

手早く形を描き出したい!
というのはここしばらくの課題。

どう描けばいいのか。
時間設定は、筆運びは、モノの見方は。

いろいろと試行錯誤しながらやってはみるものの、
自分の調子や状態も日々変わるのです。

なので毎回同じように描いているように見えても、
よくよく見てみると筆運びは違うし描き方も違う。

線の強さも調子もバラバラ。
日々違うというより、一枚の紙の上でも変わってくる。
それは調子ひとつで、意識ひとつで変わるのです。

まぁ、単に安定していないだけだといえばそれまでだけど。
試行錯誤するうちに何かが掴めるに違いない。

慎重に描けばいいかと思えばそうでもなく。
大まかに大雑把に描くほうが整う場合もある。

一筋縄ではいかないから、面白みもあるのかもしれないですね。

前置きが長くなりましたが、
11周間目の経過は以下から御覧くださいな~。

71日目/4月7日

4月7日深夜投稿(4月8日付け)

【Twitter投稿文】

“今日のドローイング
黒2分 赤上書き2-4分
(間違って黒と赤重ねちゃったので一枚のみ)

時間とか細かい部分を気にしないとか
始めはそのつもりで描いてるんだけど

徐々に気になりスローに…
このクセなくしたい”

4月7日ドロー1赤

4月7日ドローイング1赤ペン

通常、黒線と赤線とでレイヤーを分けて描いているんだけど
うっかり重ねて描いてしまった。

この画像では黒線でどれだけ描けたのかわかりづらいけど、
よくよく黒線を見てみると2分間で描いた割に筆が進んでいないのが見受けられる。
これは細部が気になって進まなかったから。

これではいけないので、2枚目は割り切って形を取ることに専念しようと描き出した。
↓2枚目、結局は時間の都合で1カットのみで終了したためにTwitterには上げなかったけど、開き直った描き方をしている。

4月7日ドロー2

4月7日ドローイング2

そもそも細かいところが気になるとかスローだとかは性格によるところもある気がする。
だけどこのクセは抜いたほうがいいよね~と思う。

まぁ、なるようにしかならないんだけど。

72日目/4月8日

4月8日投稿

【Twitter投稿文】

“今日のドローイング
黒1分 赤上書き1分

細かいことを気にしない
デカく描きすぎない
…あとなんだっけ…

そのへん気をつけて
ざっと描くことを心に留めた

はじめ固い
途中ニガテ登場
あとは柔軟に描けたかな”

4月8日ドロー

4月8日ドローイング

4月8日ドロー赤

4月8日ドローイングの赤ペン

描く順番はだいたい、
左上から右へ進み、折返して左へ、更に折り返して右へ進む。
今回もそのパターン。

描きはじめの一体はだいたい硬いか遅い。
今回は数体しばらく硬い。

人間を描いているというより
人形を描いている感じになっている。

それも描いているうちに除々に抜けるんだけど
何度描いていてもそんな感じは抜けないんだな。

73日目/4月9日

4月9日投稿

【Twitter投稿文】

“今日のドロー

細かいとこ気になるの抜けない
時間かかってるやつはそれ

途中で電話が…
殆ど聞き手なので描くのと両立してたけど
最後は思考が引っ張られてなんとなく線描いてた

ながら描きに失敗、時間切れ”

4月9日ドロー

4月9日ドローイング

4月9日ドロー1赤

4月9日ドローイング1赤ペン

4月9日ドロー2

4月9日ドローイング2

4月9日ドロー2赤

4月9日ドローイング2赤ペン

一進一退。
一枚目は調子が良いように見えるが
徐々に崩れていく…。

このときは途中で電話がかかり、電話(いつも長電話の人で私は聞き手)とドローとをなんとか両立しようと集中していたけれど、どんどんバランスが崩れてしまったとさ。
単に集中力が保てなかっただけかな。

電話しながらの「ながら描き」
以前にもあったけど、そのときには無駄な力が抜けて細部も気にしすぎることはなく、程よい結果になった。

今回は話に引っ張られすぎて描くことに集中できなくなり、
最後にはただの「電話中のらくがき」のように、なんとなく線を引いてしまっていた。

こうなると時間も単純化もあったもんじゃない。
なので、まだ用紙が埋まっていないけれどそこで終了した。

程よく意識を分散できずに失敗しちゃった例でした。
(「ながら描き」自体がどうなのかは謎…)

74日目/4月10日

4月10日深夜投稿(11日付け)

【Twitter投稿文】

“今日のドロー
枚数多くなったので黒赤一緒に投稿

1枚目
細部を気にしないつもりで気になっているし
一体何がやりたいのかわからずイヤに…

2枚目3枚目
描き慣れてきたけど
1分じゃ間に合ってないのが明白だよ”

————————————-
※Twitterは一度に4枚までの掲載なので、黒・赤線の重なった画像3枚だけ投稿。
黒・赤の画像は別のほうが状態がわかりやすいので、ここでは別々に掲載します。

4月10日ドロー1

4月10日ドローイング1

4月10日ドロー1赤

4月10日ドローイング1赤ペン

4月10日ドロー2

4月10日ドローイング2

4月10日ドロー2赤

4月10日ドローイング2赤ペン

4月10日ドロー3

4月10日ドローイング3

4月10日ドロー3赤

4月10日ドローイング3赤ペン

時間制限と描き方を試行錯誤。

その時どきで調子が違うし
考え方も書き方も変わるので
なかなか定まらないものです。

75日目/4月11日

4月11日投稿

【Twitter投稿文】

“今日のドローイング
黒1分 赤上書き1分

つい細部に拘ってしまうと2分は必要
さらっと手早くやれたら1分でいいようだ

出だしはやはりスロー
調子が乗ればなんとかなる

難解ポーズや角度
苦手人物は時間かかる”

4月11日ドロー

4月11日ドローイング

4月11日ドロー赤

4月11日ドローイング赤ペン

丸付きの数字は描いた順番。
うっかり描き始めにど真ん中に描いてしまった。

そして1番さんは苦手人物。
苦手意識から少々思考停止気味になるのに、更にひっくり返っている。
まるで犬神家状態。
(どのくらいの年代まで通じるんだろ…^^;)

そのためか筆の進み具合が異様に遅い。

まぁとにかく試行錯誤。
描くしかない。

76日目/4月12日

4月12日投稿

【Twitter投稿文】

“今日のドローイング
黒・赤上書きともに1~2分

冒頭から苦手人物で固まる
思考するより手を動かせ
相変わらず1分じゃ間に合わん

好きに描くと胴伸びるタテ伸びる斜めずれる
女性の骨格、脂肪は描いてて楽しい”

4月12日ドロー

4月12日ドローイング1

4月12日ドロー1赤

4月12日ドローイング1赤ペン

今回はある程度自由に描いていて、胴伸びる足伸びる。
なんだか全体が間延びして見える。

いいんだかよくないんだか。
しかし細かいことを気にせずに描くということでは、よかったのかな。

Twitterに載せたのは上の一枚目(黒赤別)のみ。
二枚目突入するも、時間切れで一体のみだけだったので掲載しなかった。
ここではついでに載せる。

4月12日ドロー2

4月12日ドローイング2

4月12日ドロー2赤

4月12日ドローイング2赤ペン

線だけ見ると更に開き直ってはいる感はあるけれど、やはり1分で全体は描けず間に合ってない。

77日目/4月13日

4月13日投稿

【Twitter投稿文】

“今日のドローイング
黒、赤上書きともに1~2分

始め簡易化して淡々と描こうとしたが
つまらん

しかし正確に捉えて描こうとすると
しんどいので
あるていどの雰囲気は描きつつ
気楽に筆を走らせる

たのしい”

4月13日ドロー1

4月13日ドローイング1

4月13日ドロー1赤

4月13日ドローイング1赤ペン

4月13日ドロー2

4月13日ドローイング2

4月13日ドロー2赤

4月13日ドローイング2赤ペン

何度やってみても
はじめは線が固く、徐々に動きがよくなる感じ。

絵を描くということも
ウォーミングアップというものが必要なようです。

11週間を終えて思うこと

毎日毎日描いていると、あまり上達していない、むしろ退化しているのじゃないかと思うことがある。

しかし一週間とかひと月単位で見てみると、明らかに変化している。
少なくとも、日々のドローを始める前よりは格段に伸びているのです。

ただ単に同じように描いているだけでは飽きがくる。
飽きた、もういいのじゃないかと思うとき、おそらくそれ以上には伸びない。

飽きてだるくなったらやめちゃうし考えないしね。

でも飽きたけど満足していないのなら、なにかが違うのだと思う。
もっとこうなりたい、こうありたいと思うなら、試行錯誤して伸ばすしかない。

てことで、このところ試行錯誤ばっかりしてますよ。
・時間設定
・筆運び
・モノの見方

時間設定

時間設定については前にもどこかに書いたんだけど。
・短すぎると焦ってしまう
・長いと思うとゆっくりしてしまう

丁度いい落とし所というのがむずかしい。

時間が短いのか長いのかというのは、自分の描くペースにもよるんだけど、これも日によって違う。
自分の調子とか状態とか思考とか。
いろいろなものに左右される。

ずっとやっていてわかっているのは、
・1分では短い(描く対象にもよる)
・2分が丁度いい(全般的に)

しかし2分で描き切るには、以下を注意しないと間に合わない。
・時間が長いからと侮らないこと
・細かい部分に気を取られないこと
・思考停止するより手を動かせ

これがなかなかできなかったりするので当面の課題すよね…。

筆運び

筆運びもいろいろ。

細部が気になると細切れになる。
注意深く観察して描き進めると時間がかかる。

いかに細部を無視して大まかなラインを捉えるか。
しかし細かい部分の曲線やつまり、流れなども描きたい…
この葛藤で筆運びが滞る。

わかっちゃいるけどやめられない(笑)
これは描く量と慣れでなんとか…なるんだろうか。
葛藤は続く。

モノの見方

ものの見方というのはむずかしいもので。
同じものであっても味方によっては違って見えるものです。

見え方については先週のあとがきにも書いたので、細かくは端折ります。

ものの見方、見え方についても
考えながら描き、描きながら考えることでなんとかなるのだと思います。
実際、見え方が変わってきたのですから。

けっこうドローを日々続けるというのも面倒…いや、大変だったりするので、3ヶ月を目処にやめようと考えているのですが…

突き進めば進むほど、続けることのメリットの方が多いように感じます。
まぁ、3ヶ月が経過したときにどう考えるかですね。

では今回はこのへんで。

あなたもよいお絵かきタイムを~^^

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