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鼻の描き方のコツは、三角形で位置を決めることから始める。

この記事を読むのに必要な時間は約 17 分です。

鼻の描き方、表題。

鼻の描き方、簡単に。リアルに。

鼻は顔の中心。

鼻の向きで顔の方向が決まり、
鼻の描き方でキャラクターの印象が変わる。

それほど鼻は重要。

でも鼻って描くのがむずかしく感じる…?
それは次のようなことが原因ではないでしょうか。

  • 顔の角度によって見えかたが違う
  • どう描いたらいいのかわからない
  • 鼻の形が複雑に見える

そしてあと一つ。

  • 鼻が立体的であること

皆さんけっこう、真正面向きが苦手ではないでしょうか。
これも誰もが通る道。

鼻は複雑に考えてしまうと、どう捉えればいいのか分かりづらいもの。
しかし描き方のコツさえわかれば、鼻も単純明快な物体に変わります^^

複雑に感じるものはまず、単純化してとらえること。
それだけで、これまで不可解だったものがわかりやすくなりますよ。

ということで今回は、鼻の描き方。
簡単に鼻を描く方法と、リアルな鼻を描く方法の2つを紹介していきます。

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鼻の形と名称

まずは、鼻の形を簡単に見ておきましょう。

鼻の形のイメージがあやふやでは描くことはできないですからね。

[鼻の形と名称]

鼻の名称

鼻の名称を示した挿絵

  • 鼻根(びこん)…目の上と同じくらいの位置の、凹んだ部分
  • 鼻梁(びりょう)、鼻背(びはい)…鼻筋(はなすじ)といわれる部分
  • 鼻尖(びせん)…鼻の先の部分
  • 鼻柱(びちゅう)…2つの鼻の穴の間にある部分
  • 鼻孔(びこう)…鼻の穴のこと
  • 鼻翼(びよく)…小鼻(こばな)の部分

イラストでは、鼻はいろいろな描き方をされています。
リアルなものから単調なもの。
極端なものでは、鼻を描かないという表現もありますよね。

どんな描き方をするにせよ、鼻はどの位置にどう付いていて、どのような形なのかを確認しておきましょう。

鼻で顔の向きが決まる

鼻は顔の中心にあり。
顔の向きで鼻の角度は変わります。

当たり前のことなのですけど、基本的に鼻の向きと顔の向きは同じでなければいけないもの。
画風によってはまた違ったりするので、どう描くのかは本人次第ではありますけど。

イラストを描く上で鼻の1番の役割は、顔の方向を決めることだ!
…などと言っても過言ではないかも。

鼻先がどこへ向いているのかで、その人物がどちらを向いているのかが分かるのですから。

目を描かなくても、耳が隠れていても、鼻さえ描けばキャラクターがどこを向いているのかを示せるのです。
当たり前ですが^^

しかしこれは逆に言えば、顔の方向と鼻の方向が合わなければ違和感が出るということ。

特に同じキャラクターを描くときには要注意。
連続して違う方向を向いた絵を描いているのに、顔の向きと鼻の向きが合わなければおかしな感じになります。

顔の向きと鼻の見え方

顔の向きが変われば、鼻の見え方も変わる。

 

◇ 例外の場合もあり

通常は、顔の向きによって鼻も自然に見えるように描きます。
しかし特に単調な絵の場合、顔の方向が変わっても全く同じ鼻の描き方をすることもあります。

このような場合には、あらかじめ鼻の描き方を決めて一貫して通しましょう。

顔の向きと鼻の見え方2

顔の向きを考慮しない鼻の描き方。

話を戻します。

ここでは通常の描き方でいきます。
つまり、顔の向きによって鼻の向き(見え方)は変わるということ。

顔の向きを考えずに鼻をテキトーに描いてしまうと、違和感のある絵になってしまう。
顔の向きがあいまいな場合、鼻の向きで顔の向きが判断されてしまうのですから。

鼻の描き方は三角形から

さて、ここから鼻の描き方をやっていくのですが、その前に。

どう描いていくのか、ということを簡単に説明しておきます。

鼻の形は簡単なようでいて少し複雑。
それは角度によって大きく見え方が違うからですね。

絵を描き慣れていない場合、いきなり鼻を描いていこうとするとバランスが取れなかったりします。
何度も描き直しているとどう描けばいいのかわからなくなったりもしますしね。

複雑だと感じるもの、どう描いていいのかわからないというものは、まず簡単な形にしてから描くようにするのです。

今回の鼻の描き方の場合は、次のようにします。

◇下絵で鼻の形を作る

  • 鼻の位置を三角形で決める
    →三角形から四角形へ
  • 鼻の高さを決める
    →四角形から四角錐(すい)へ

◇ 鼻を描く

  • 下絵をベースに鼻を描く

この手順で描いていくと、

  • 鼻の位置を確定しやすい
  • 鼻の部位がわかりやすい
  • 鼻を描くのが楽になる

などといったメリットがあります。

さらに、この簡単バージョンでは物足りない場合。
リアルに描きたいときのリアルバージョンも紹介します。

この方法を使うと、リアルに描くときにもすごくまとまりやすいのです。

こんなかんじね。

鼻の描き方の結果

鼻の描き方でこんな感じに描けるよ~

それでは実践していきましょう~。

鼻の描き方:下絵作り

ではまず下絵作りから。

顔の向きと鼻の位置を決め、鼻の高さを決めて形作っていきます。

顔の向きと鼻の位置

描きたい顔の角度に合わせて、鼻の位置を決めます。

顔の描き方と鼻の位置の決め方は、別記事(※)でも紹介していますが、ここでも簡単に説明しておきますね。(※斜め向きの顔の描き方正面顔の描き方)

参考に、3パターンほど例を上げて説明します。

顔の向きの図

顔の向きと鼻の位置

鼻の位置を決めるため、3本の補助線を引く。

  • 顔を左右に分ける中心線 (緑線)
  • 顔を上下に分ける中心線 (赤線)
  • 顔の下半分の更に半分より短い位置の線 (青線)

最後の線は図のように、下半分の2/5くらいの位置。

これは目安なので、だいたいでいいです。
人によって鼻の長さは違うのですから。

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鼻の位置を三角形で描く

さきほど顔の向きに合わせて引いた線をたよりに、三角形を描く。

鼻の位置の三角

鼻の位置を三角で描く

三角形のイメージと、位置を決めるコツは次の通り。

  • 三角形の上の頂点は「鼻根」の位置
    顔の中心線が交わる点よりも少し上側。
  • 三角形の底辺の両端は「小鼻」の位置
    目頭の位置より外側へは行かないこと。

まずこの三角形が、基本的な鼻の位置となります。

鼻下の線を追加

次にこの三角形に、もう1つ点を追加します。

三角形のままでもいいのですが、いろいろな方向の鼻を描こうとするならば、もう一つ追加したほうが描きやすくなるのです。

それは、鼻下の部分。

鼻の下の真ん中部分は、少しだけ小鼻のラインより下に出ています。
その出ている長さというのは人によりますが、だいたい数ミリくらいのもの。

ほんの少しだけなのですが、この位置を印して描いておく方が後々便利なのです。

鼻の下

鼻の下の線を追加する

三角形の底辺と顔の中心線とが交わる位置の少し下に点を打ち、これを頂点として四角形にします。

鼻の高さを決める

次に鼻の高さを決め、四角形から四角錐にします。

[鼻の高さを決める]

鼻の高さの点

鼻の高さを決める

鼻の高さを決めて、印をつける(青い点)
鼻の高さはお好みで。

[四角錐を作る]
さきほどの鼻の高さの点から、鼻の位置である四角形の全ての頂点を結ぶと四角錐ができあがる。

鼻の形が決まる

全ての頂点を結ぶと、鼻の形が決まる。

鼻の下絵、完了

この四角錐が、鼻の基本の形となります。

鼻の形の四角錐

鼻の形をした四角錐のできあがり

ここで注意。

鼻の高さを決めるときには、位置に気をつけます。

  • 顔の向きに合わせること
    ☆ 顔の向きに合わせないと、違和感のある顔になってしまう。
    (横方向の位置に注意)
  • 鼻の形を考えて決めること
    ☆ 鼻の形を考えて決めないと、イメージした鼻とは違うものになってしまう。
    (縦方向の位置に注意)

程よく、描きたい鼻の形に合う四角錐を作りましょう。

鼻の描き方:線画

四角錐が出来上がれば、あとはもう自分なりの画風で鼻を描くだけ。

例として描いてみました。

四角錐から鼻

四角錐から鼻を描く

・初めに鼻の位置を三角形で決めておく。
・そして高さや位置を決めて四角錐にする。

これだけで、何もないところから描くよりも確実に、しっかりとした鼻を描くことが出来ます。
どの角度でも対応でき、そして手戻りも少なくて済むのです。

描いてみましたか?

次は、この四角錐では物足りないという場合に。
リアル系の鼻を描きたい場合の、形作りの方法をご紹介します。

鼻の描き方:リアルばーじょん

デフォルメした、あるていど簡易な鼻を描く場合には、さきほどの四角錐で充分。

しかしリアル系の鼻を描きたいな~という場合には、ちょっと物足りない…というか、使いづらいかもしれない。

なのでここで、リアル系の場合の描き方を追加しておきます。

私が鼻を描くときには通常、ちょっとリアルめに描くのですが…
リアルめといっても、鼻の穴とかを描くだけなのですが、バランスが崩れるとおかしくなるんですよね。
なので、描いて描いて行き着いた先が、この描き方です。

特に難しいということはないので、是非こちらもやってみてくださいな。

簡単な鼻の下絵に厚みをつける

先程の四角錐を作るまでは、同じです。
この四角錐から更に手を加えていきます。

四角錐に厚みをつけていくのです。

[鼻梁に厚みを]

鼻梁の幅

鼻梁に幅をもたせるために厚みを入れる

図のように、鼻梁(鼻筋)に沿って厚みを付けていきます。
厚みをつける際には、立体を考えて描きましょう。

挿絵が少々むさ苦しいですが…
ドアップにしないと分かりづらいので、しばらくこの感じで続けます。
ご了承くださいませ~。

[鼻柱に厚みを]

鼻柱の幅

鼻柱に厚みを入れる

次は鼻柱(両鼻の穴の境目)の厚みを付けていきます。

[鼻の下を描く]

鼻の下

鼻の下を描く

鼻柱の上(鼻先)から小鼻、鼻柱の下から小鼻へ線を引きます。
これは鼻の穴がある部分ですね。

[鼻梁の横]

鼻梁の横

鼻梁の横に線を入れる

鼻梁の横、側面の部分に線を入れる(外側のピンク線)

鼻根から小鼻までのところですが、目の下あたりで角度が変わります。
これはだいたいこのくらいで~と描いています。

[鼻の穴]

鼻の穴を描きたい場合、小鼻にも厚みを付けます。

鼻の穴

鼻の穴を描く

鼻の下の部分に、三角形で鼻の穴を入れる(赤線)

これでもう、ほぼ鼻ですよね。
リアル鼻を描く場合の形作りはここで完了。

こんな感じですね。

リアル鼻の形

リアル鼻の形の完成形

ここまでの形ができてしまえば、これを土台に鼻を描くことは簡単です。
ほとんど、なぞってしまえるわけですからね。

リアルばーじょんを使った線画

さて、リアル系の土台もできたので、線画にしていきます。

もうそのまんまなので、あとは絵柄・画風的にどう描くのかー?というだけです。

例を描いてみました。

こんな感じ。

リアル系の完成例

リアル系の下絵を使った完成例

リアルと言いながらも単調に描いていますが、ここからリアルに影を入れていったりするのも描きやすいのです。
どこまで描くかは、あなた次第。笑。

さて、描けましたか?

今回は正面向きや水平の斜め向きやらでの鼻を例に描きましたが、他の角度、斜め上とか下向きでも理屈は同じです。
簡単な鼻からリアルな鼻まで、だいたい対応ができますよ。

ぜひ、いろいろな鼻を描いてみてくださいな。

まとめ

鼻を描くときの下絵のコツは!

  • 顔の向きを決める
  • 鼻の位置を三角形で決める
  • 鼻の下を追加して四角形にする
  • 鼻の高さを決めて四角錐にする

リアルな鼻を描きたい場合は、さらに追加!

  • 四角錐の線に厚みをつける

この手順を追って何度か描いてみましょう。
考えながら描くことにより、どんどん鼻がわかってきますよ。

いい感じに鼻が描けますように。

それではここまで、おつかれさまでした。

楽しいお絵かきタイムを!

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